キラキラになれなかった全ての女子たちへ
最近始まったAmazon Primeオリジナル「BEAUTY THE BIBLE」をご存じでしょうか。
田中みな実をはじめとした美女3人が、己の美の秘訣をここぞとばかりに披露しあう、カースト最上位美女たちの楽屋トークといった感じの番組です。
その様はまるで、キラキラ女子によるキラキラ女子のためのキラキラした番組そのもの。
そんなキラキラ女子のためかに見える番組を、キラキラではないと自認する私がなぜ視聴したのか。本音はやっぱりキラキラしたいからである。
キラキラじゃない者たちによる「キラキラ女子」という押し付け
そもそも「キラキラ女子」とは、キラキラでない者たちによって生み出された呼称ではなかろうか。
早稲田の女子がワセジョという第三の性を名乗ることでモテを意識した可愛らしい行動をとれないことの言い訳とするように、キラキラ女子にしても、「キラキラは特別、私は普通」。ゆえに美の追求に主眼を置いていない自分は普通の女子であるとの免罪符を与えているのだ。
田中みな実大先生は冒頭でこんなことを言う。
「え、そんな高い化粧品使ってるの?私なんて全部ドラッグストアだよ〜」とかいう女は甘え
(※大いに意訳)
初っ端からぐうの音も出ないので黙って正座しながら普段は絶対に聞くことのできないカースト最上位女子たちの楽屋トークを聞き続けていると、あることに気づく。
彼女たちにとっての美への努力は、なんというか、バリキャリ女子と呼称されがちな私などが仕事に当たり前のように仕事に傾けている努力を、当たり前に美に向けているだけなのではないかと。
モデルさんやら綺麗な人々と親交のある友人の美人YouTuberに、「あんな綺麗なモデルさんとかとご飯行くと、何の話をしてるの?」と問うと、「美容の話とか〜」と返ってきて、一体全体何の話をしているのか全く想像がつかなったのだが、おそらくこのBEAUTY THE BIBLEで繰り広げられているような話をしているに違いなく、それはバリキャリと呼称されがちな私やその周りが効果測定の方法やいいツールや代理店の情報交換を飲みの席で行うのと感覚的に同じなのである。方向性が違うだけで同じサイズのエネルギーを持つ人間を、別の人種と線を引くことはなんて貧しいことではなかろうか。
この世にいかにサバサバちゃんの多いことか
アラサーちゃんという漫画をご存知でしょうか。
主人公は裏に色々な葛藤を抱えながら表向きはキラキラ女子なアラサーちゃんなのですが、実はダークヒーローサバサバちゃんに反面教師が詰め込まれた漫画なんです。
まあ別にサバサバちゃんでもいいのです。それは己の問題なのでいいのですが、やらないならやらないで、せめてキラキラ女子に対して相応の敬意を持って接するために、BEAUTY THE BIBLEのエピソード1は見なければならない。
言いたかったのはこれだけです。
キラキラを持たざる者、キラキラを持つ者に敬意をもって接せよ
顔のたるみは頭皮の固さから来るのです。
エピソード1を見終わってカートに入れておいた頭皮ブラシがあっという間に品切れになってて悲しい。ほんとそれだけです。
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