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2023年の暮れに思うこと

久々に筆を取ったと思えばもう年末。数日前に夫とこの一年を振り返り、良かったと思うことやもっとこうしたかったことなどをNotionに書き出してみて改めて、家族・仕事・友人関係どれをとっても充実していた良い一年だったなと、ほくほく顔で今年を終えようとしています。沖縄の幸福度ランキング1位はガチ。

しかしふと世界に目を向けると、戦争真っ只中。昨年子どもが生まれてからどんなニュースを見るときも「もし自分の子が当事者だったら」フィルターがかかるようになり、ますます胸が痛い。いまこの時点で平和な日本という国にたまたま生まれただけで、今年が良い一年だったなんて振り返り、来年以降の明るい未来を計画することができる自分を後ろめたくも思う。

だけど自分のいまの幸せを制限したところで苦しんでいる人が救われるわけでもなければ、自分自身にいつ何が起きてどんな状況になるかもわからない。であれば運に恵まれているうちに今を享受し、あとは悪いことを遠ざけるためのまじない的に徳を積むこと、祈ること、これがベストプラクティスな気がしているこの頃。

本当に、戦争ってなかなか終わらない。パレスチナとイスラエルの戦争はいつの間にかもうすぐ3ヶ月になるし、ロシアのウクライナ侵攻はもう2年になろうとしてる。こんなナンセンス、誰かが早く終わらせるに決まってると思ってたし、終わらせたいと思っている人の方がきっと多いのに、なぜなのか。

そんなことは戦争とまではいかなくても日々の中でもあって、誰も望んでなさそうなアウトプットがなぜか出てくることは往々にしてある。何かがずれていると感じる政策とか、売れなさそうと思っていたらやっぱり数ヶ月で店頭から消えていく新商品とか、感動を覚えるほど使いにくい職場のERPシステムとか。

どこかでこれは違うんじゃないかと思った人がいたとしても、大きな流れに流されてちょっとずつ妥協したことが積み重なって、誰も求めてなかったことが実現する。ここで言ったらKYと思われるかもしれない、角が立つ、自分の仕事が増えて面倒くさい。そうやって誰も言わなかったことの積み重ねで、世の中の結構大事な部分が意外と回ってしまうのかもしれない。

だから自分の持ち場で違和感を見逃さず、違うと思うことを正す努力をすること。面倒くさい人だと思われても、そんな小さな積み重ねが、誰も望まない結果を引き起こさない未来につながることを祈って、目の前のことに向き合っていきたいと思います。

来年もよろしくお願いします!


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