noteにTeXで数式を書こう!
機械学習や統計学に関する記事を書こうとしたときに、数式を書きたくなることがあります。qiitaやはてなブログであればTeXが標準で使えるので問題になることはないのですが、noteではTeXは使えません(標準装備されることを強く希望します!)。
私の場合は、ローカルでTeXを使って数式を書いた後に画像に変換し、それをnoteに貼っていました。この方法による問題点は、
・TeXコードとnoteが直接関連づけられないため管理が煩雑
・数式に誤りがあった際の修正が大変
・そもそも手順がめんどい
といった感じです。ローカルで数式を作るまでは良いのですが、それを数式ごとに画像にしてnoteにアップロードするという作業があまりにもいけてません。
なにか方法はないかと調べていると、八寿さんのこちらの記事を見つけました。
noteのネイティブな機能でTeXが書けるわけではないのですが、noteの埋め込み機能でTeXで書いた数式を表示させることができるようです。
ということで、実際にはnoteでTeXは使えないのでタイトルは誇大ですが…画像を貼るという方法より利便性が大分向上しましたので、手順をご紹介します。
1.TeXのコードをURLに埋め込む
詳細は省きますが、まずTeXのコードをURLに埋め込む必要があります。単純な数式であれば良いのですが、複雑なものになると記述が煩雑になるためツールを利用すると良いです。aotamasakiさんがTeXのコードをURLへ埋め込むためのツールを公開してくださっていますので、こちらを利用させていただきます。
まず『tex image link generator』にアクセスします。
TeXコードを記述し、必要があれば[Select size]で数式のサイズを選択、HTMLのコードをコピーします。
2.GitHubへの登録(未登録であれば)
登録方法は省略しますが、便利なので未登録であればぜひこの機会に。
3.Gist(公開用のページ)を作成する
GitHubにアクセスし、トップページの右上にある[+]アイコンから[new gist]を選択します。
「test.md」のように名前に「.md」を付け、上の1.でコピーしたHTMLコードを貼り付けし、[Create secret gist]をクリックします。なお、以下の画像のように数式以外にも文字を入れることも可能です。
[Embed]をクリックし、[Share]を選択、表示されるURLをコピーします。
(単に[test.md]を右クリックでURLコピーでも大丈夫です)
4.GistのURLをnoteへ貼り付ける
コピーしたURLをnoteに貼り付けしenterキーを押すと以下のように表示されます。