野鳥こけし作りを体験しました~新潟県十日町市~
野鳥こけし
野鳥こけし。
新潟県十日町市の松之山の民芸品です。
野鳥こけし作りを体験しました。
「野鳥こけし」がなにかというと、様々な色付けをした綿を貼り合わせて、松之山で見られる野鳥など、24種類あると聞きました。
なぜ、松之山で野鳥こけしが作られるようになったのか。
趣味からのスタートなのですね。
地元のお母さんが作り手で、なんとか作っている状況で、後継者不足も深刻だそうです。
野鳥こけし作り
今回体験したのは、野鳥こけしの核に、色付けした綿などを貼っていく作業です。
糊はでんぷん糊とでんぷん糊を溶いた溶液に水。
でんぷん糊を刷毛で野鳥こけしの核に塗り、綿を貼り付けたのち、綿を水を含ませた刷毛で整え、最後はでんぷん糊を溶いた溶液を塗って固める作業が基本的な流れです。
昔は野鳥こけし作りの作業は分業でやっていて、パーツをつくるひと、組み立てるひとがいたそうです。
鳥の羽も手に入りにくくなったと聞きました。
毎年ニュースになる鳥インフルエンザの影響で、特に近年はニワトリの羽が手に入りにくいそうです。
今回の体験では、野鳥こけしの核に貼り付ける、ひとつひとつのパーツ(綿など)とその向き(結構細かく形を変えていました)を配り、配置しながら丁寧に説明してくれました。
それでも、約2時間かかりましたね。
作り方を24種類も覚えるだなんて、凄いです。
そして一体毎に手作りで、時間を要する丁寧な作業にも驚かされます。
オンライン野鳥こけし作り教室
コロナ禍に行われたオンライン野鳥こけし作り教室が今も行われているそうです。
体験してみませんか。
おわりに
高齢化や人口減少、後継者不足で民芸品も作り手がいなくなり、いずれ消えてしまう運命なのでしょうか。
寂しい話ですが、誰かがやらなくては途絶えてしまいます。
そんな話ばかりですが、残すべきものはなんとかして残したいですね。
では。
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