認定NPO法人抱樸
認定NPO法人抱樸を訪ねました。
以前からSNSなどで名前や活動は知っていたけど、コモンズ投信のコモンズ社会起業家フォーラムで奥田さんが登壇して、更に興味を持った団体です。
コモンズ投信のお仲間の特別ツアーに参加して、炊き出し、深夜のパトロール(見回り)、抱樸の活動についての説明や施設見学、希望のまちプロジェクトの説明と現地見学など盛りだくさんの内容でした。
炊き出しと深夜のパトロール(見回り)の様子は、こちらで投稿しています。
認定NPO法人抱樸について~奥田さんたちから聞いた話~
いい話、興味深い話がたくさんありましたが、以下は奥田さんからの特に印象に残った言葉などのメモ書きです。
頷き、響く内容がかなりありました。
どうにかして解決しよう、解決するにはどう動けばいいのか。
そうして動いてきたのが抱樸であり、抱樸はずっと変わり続けるんだろうなと思います。
ひとりひとりが異なる課題を抱えています。
自分で解決できることもあるし、誰かの支援が必要なひともいる。
誰かが寄り添うことで、課題を解決できる。
課題を解決できれば、今よりも幸せになれるんじゃないかな。
それは、本人も、寄り添ったひとも。
野宿を経験した方、「なかまの会」の方からも話を聞けました。
助けてと言えて良かったという言葉が、響きました。
そして子どもたちが自殺のことを考えているという言葉にはショックを受けました。
別の方からはこんな話が聞けました。
教会の見学
教会の見学をさせていただきました。
手塚建築研究所が設計したそうです。
手塚建築研究所のサイトを見るとこんなことが書かれていました。
そうか。
抱樸は軒なんだな。
ストンと腑に落ちました。
それは、こちらも。
パトロール(見回り)後に、奥田さんと飲んだお酒は、まさにこんな感じです。
なにしろ、とても楽しい時間でした。
抱樸館北九州の見学
抱樸館北九州は東八幡キリスト教会の道路向かいにあります。
見学中に入所者の方と話が出来ました。
そこは談話室です。
「タバコだけがたのしみでね。」
そう言った入所者の方の笑顔が印象的でした。
住み心地、居心地がいいんだな。
食事はコストはかかるものの、手作りを大切にしているということで、お弁当などではなく、抱樸館北九州で作っているそうです。
食べてみたいですね。
見守り支援付き住宅(プラザ抱樸)
こんななんとかせねばという想いから始まった、空きマンションを活用した支援施設です。
グループホームも併設し、日常的な見守りと専門的な生活支援も受けられる施設です。
わたしの部屋よりいいかも。
そんな感想を持ちました。
でも、マンションならではの問題、お隣さんとの繋がりが課題のひとつだそうです。
保証人ってハードルが高いですよね。
それをクリアできる施設だと思います。
また全国的なニーズがあるものの、制度に大きな差があったり、障がいによってはNGだということがほとんどだそうです。
希望のまち
希望のまちプロジェクトの建設が間もなく始まるそうです。
その場所で、現在の取り組みについて説明していただきました。
この場所でフリーマーケット、竹あかりイベント、コミュニティカフェなどを開催して、既に地域に溶け込み始めているんだと感じました。
資材、人件費も上昇して、計画の変更を余儀なくされているそうですが、きっと希望のまちは完成し、希望があふれ、飛び交う場所になるんじゃないかと思います。
寄付も受け付けているそうなので、いまからでも参加できますよ。
では。