
犀川大橋を訪れました~登録有形文化財
金沢市内の二つの河川
金沢市内を流れる大きな河川は2つ。
ひとつは浅野川。
もうひとつは犀川。
浅野川は金沢城の北側を流れます。
一方の犀川は金沢城を挟んで南側を流れる川。
江戸時代には、犀川上流の水を金沢城に引いた辰巳用水が建設され、現在も使われています。
その犀川の金沢城に近い当り。
にし茶屋街と片町を結ぶ位置に、犀川大橋があります。
犀川大橋は来年、2024年に竣工から100周年となるそうです。
国の登録有形文化財でもあります。
浅野川に架かる浅野川大橋は、一足早い昨年2022年に竣工から100周年を迎えたそうです。
浅野川大橋も国の登録有形文化財です。
犀川大橋
犀川大橋の場所に橋がかけられたのは、江戸時代の加賀藩主、前田利家の時代だと言います。
その頃は木造の橋。
何度も架け替えを繰り返して、1923年(大正13年)に現在の犀川大橋が竣工しました。
今は廃止されてしまいましたが、当時は路面電車(北陸鉄道金沢市内線)が走っていたそうです。

古くから架かる橋梁は、重厚さがあって、それでいて優美さを持っていて。
今は溶接にとって代わり、使われなくなったリベット接合。
施工できる職人さんも少なくなったと聞きます。
今回は橋を歩いて渡りましたが、橋の上から見る姿も美しく感じました。
何気なく毎日利用している構造物ですが、定期的な点検と、適切な補修によって利用することが出来ています。
犀川大橋も永くその姿を残してほしいなと思いました。

では。
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