Te Araroa Day 26#Arthur's Pass Village
「メリークリスマス!!」
オレンジマンの声が聞こえた。
そう、今日はクリスマス。
朝ごはんを食べてテントを片付ける。
朝もまだ雨が降っている。
おかけでストリームが溢れている。
これはもはや池です。
キャンプする場所を間違えていたら夜に浸水してやばかったかも。
一旦ロードに出た方が道がわかりやすいとのことで、川を渡ろうとしたらそっちも増水していて渡るのは難しそうだ。オレンジマンがポイントを探してくれたけど厳しそう。
ゴートパスへの入り口の川も見に行ってみたが、勢いがすごくてオレンジマンに支えてもらっても渡れずやめることに。
明日またリトライする?とみんなは言ってたけど、私はもういいかなぁという気持ちになっている。また戻ってくるのも面倒だしそこまでして行かなくてもいいかもな…。
フレイヤは今日が突然タウンデイになることが嬉しいみたいで喜んでいてかわいい。
とりあえずアーサーズパスまでヒッチハイクで行くことになった。
オレンジマンとフレイヤはこのあとグレイマウスに行く予定だったようで、どっちの車線にもヒッチハイクしていた!(笑)
一度通り過ぎた車が戻ってきてくれて、荷台に乗せてくれた。雨で体が濡れていたので寒かったけど乗せてもらえるのはありがたい。
車に乗っていてもゴートパスへの入り口からアーサーズパスまではかなり距離があった。この距離をまた戻って歩き直すのはやっぱり大変だなぁと思ってスキップすることにしてしまった。
アーサーズパスに着いたけど、クリスマスのためか全ての宿とお店が閉まっている。みんなはクライストチャーチに行くと言い始めた。
わたしはキャンプをしてそのまま進むことにした。
キャンプサイトにシャワーはなくて、とりあえず誰もいない隙に水道で頭を洗った。
ねもっちゃんから、カフェの従業員の寮に泊めてもらえるかもと連絡があった。
行ってみたらシャワーと洗濯機を借りれると…!テントを畳んでその寮に移動した。
ねもっちゃんたちがクライストチャーチに行こうとしてヒッチハイクをしていたら、カフェの従業員の女の子が、うちの寮に来たら?と声をかけてくれたみたい。
お言葉に甘え、わたしも温かいシャワーを浴びさっぱりした。それからみんながいる部屋に戻ると、なんだか雲行きが怪しくなっていた。
どうやら、カフェの女の子は泊まっていいと言ってくれたのだが、その後リーダーらしき男性が帰宅し、この寮のルールでは従業員以外を泊めることはできないという展開になっていたようだ。それは仕方ないことなので退散することに…!!
シャワーだけでも借してもらえて有り難かった。キャンプサイトで色々と乾かし、夕食にはみんなでヌードルを食べた。
夕食を食べ終えた頃、寮の女の子が泣きながら謝りに来てくれて、クリスマスプレゼントをくれた。本当に優しい女の子。
私達は充分幸せな気持ちになっているから、感謝しかないよ。
またどこかで会えたなら、あなたにも同じように親切にしたい。あたたかい気持ちになった。
そのあとは教会に移動して就寝。
床にマットを敷き、シュラフに入る。
今日は、一生忘れられないクリスマスだ。
2023.12.25
Freedom Camp to Arthur's Pass
10km(Hitchhiking on the road)