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Te Araroa Day 31 #Double Hut


朝起きてキッチンに行くと、もうカズが出発するところだった。
ブリジットとヤニスはバスに乗るみたい。
シリアルほしい?とブリジットに聞かれたけど、これ以上持てないのでたくさんあるから大丈夫だよと言った。
ブリジット達はスキップして次のトレイルヘッドに行くみたいだからあとは会えないかもしれない。パッキングを済ませ、お別れしてヒッチハイクに向かう。

またきたい、メスベン。
ありがとう!!

とりあえず大きい道路だけでも乗せてもらえたらなという気持ちでヒッチハイクをした。
5台目くらいで止まってくれた。

止まってくれたのはネパール人のビシュヌ。
10分くらいでいいよと言ったけど、ドライブだからとなんとトレイルヘッドまで乗せてくれた…!本当にありがとう。さらにパイとマウンテンデューまでくれた。日本車に乗ってるんだけど、はじめてドライブに乗せたのが日本人だって喜んでいた。
納車2週間でこんなとこ走らせて本当にごめんなさい!ありがとう!!

ありがとう!

9時台にトレイルヘッドまで来れたので、今日はけっこう歩けるかもしれない。
ゲートを開けると牛たちがいた。
ここで合ってるのか分からなくなったけど、合ってるっぽい…!お邪魔します…!

ここで合ってる…??
おじゃましまーす…!

牛がいっぱいの道を抜け、標高を上げると前も後ろも絶景が広がっていた。
このセクションをスキップしなくて本当によかったと思った。
音楽が聴きたくなって、片耳にイヤホンを入れandymoriを聴く。
"空がこんなに青すぎると なにもかも捨ててしまいたくなる"
とても大好きな音楽。

ビシュヌにもらったマウンテンデュー
メスベンで買ったプラム
行動食にいいね!
この川は2日前に迂回したところ
AフレームのハットにはNOBOの男の子たちがいた

Comyns Hutまで行ってみたら、Double HutがおすすめだよとNOBOの男の人に教えてもらい目指すことにした。明日は風が強くて少し荒れそうな気がするから今日のうちになるべく進んでおきたい気持ちもある。

ずっと川!!きれいだね…!!

少し歩いて、ストックを小屋に忘れてることに気付いて戻った。すぐに渡渉ポイントが来た。そこからはずっとずっと川だった。
数えてないけど、40回は渡ったと思う。
川を歩いた方が早かった??

川のポイントが終わってからは、草の中を掻き分け登っていくんだけど、トゲトゲの木やスパスパ切れる葉っぱやアザミのもっと強烈な草なんかもたくさんあって思うように進めない。
全方位をトゲトゲスパスパに囲まれたときは、「もうやだ助けて〜」と半泣きした。
痛くて嫌で泣くの大人になってはじめてだよ。(笑)

写真で見たら綺麗、それしかない。
この草の中、トレースすこしでも逸れると
突然沼になって膝までハマったりする
トラバースの道

ようやくサドルに辿りついたころ、サングラスを落とした事に気がついて焦ったけど、すぐに見つかってよかった。
そこからは下り一辺倒だが、なかなか時間がかかった。20時にハット到着…日本だったらお説教ですね。  

標高下げ切りました。そこからもなかなかある。
振り返って
Double Hut
Double Hutから見える景色


家族連れ?なのかハットは埋まっていたのでテントで寝た。ハットに泊まってるお母さんに、今日どこから来たのか聞かれてメスベンからヒッチハイクして、トレイルヘッドから歩いてきたって言ったら目を丸くして驚いていた。
たしかに、山道で30キロ超えてくるときついかも。今日はちょっと歩きすぎた。
お母さんと一緒に水を汲みに行くと、川には誰かのビールがたくさん冷やしてあった。こんなところでビール飲めたら最高だね。

テントは1人だけど、ハットに人がいると思うと安心して眠れそう。
予報通り、風も強くなってきたし今日のうちにここまで下りてこれて良かった。
ノートをみたらミンジもここに泊まってたみたいで少し嬉しい気持ち。

なにより最高だった、このハットからの景色!!教えてくれたお兄さんありがとう!


2023.12.30
Methven to Double Hut
32km(Hitchhiking on the road.)

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