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テアラロアの装備

今回はテアラロアに持って行った道具について説明をしたいと思います。

基本的には全部背負っていましたが、靴下や消耗品については都度バウンスボックスで入れ替えたりしています。
普段の山登りでは持っていかない物も色々と持って行ってるので軽量化したつもりだったけど、結構重かったです…。

通常で身につけていた衣類や靴については、重量がややこしくなるので別で記載しておきます。
記事の中盤あたりに、ギアリストのスクショとPDF貼っておくのでよかったら見てみてください。

写真はTA後歩いたリースダートトラック
  • 帽子
    Run boys! Run girls!
    5年前くらいからのお気に入りの帽子

  • Tシャツ
    山と道 100% Merino Light Henley
    だいたいずっと着ている。着すぎて色褪せたり穴だらけになりテアラロア用に2代目を購入。しかし、TA中、洗濯して強風の中で干していたら破けて手の平くらいの大きい穴が空いてしまって着れなくなり…写真で着用してるのは、山と道のメリノのクルーネック。後半はそちらを主に着用。

  • ショートパンツ
    山と道 DW 5-Pocket Shorts
    3ヶ月ほぼ毎日履いても破けず。
    足上げも快適、薄すぎず厚すぎずちょうど良い。暑い日は洗濯してそのまま履いて乾かしたりしてた。すぐ乾く。


  • ALTRA LONE PEAK 7
    シップコーブからワナカまで900km使用。両足とも側面に穴が開いてしまい、履き替え。アウトソールはまだまだいけたので洗って日本に持って帰って散歩用として現在も愛用中。
    トポより柔らかい履き心地かなと。その分足先回りぶつければそこそこ痛いけど、それでも昔私が履いてたローンピークの初期のものよりかなり良くなっていると思った!その頃のアルトラは滑りやすいと思ってたけどローンピーク7はそんなことなくてグリップもしっかりしていて歩きやすかった。濡れた日も日に当たればすぐに乾いてくれた。これからも履きたいです。

    Topo Athletic MTN RACER 2
    ワナカからブラフ、TA後も約1ヶ月、NZ国内トレッキングで使用。日本でもそのまま現役で履き続けており調子もとても良い。アウトソールはビブラムのメガクリップ。実はこの靴は日本で履き慣らしで履いた時にくるぶしあたりが擦れて靴擦れしそうな感じがして、不安になってアルトラを用意したという経緯があった。ただ、足が出来上がってくればいけるかもと思い、2足目としてワナカに送っていました。
    それは大正解で、靴擦れすることなく最後まで歩けました。
    厳密に言うと、南島での最後の山、ロングウッドという泥沼のセクションではあまりに足元のコンディションが悪すぎて踵付近の皮が剥けそうになりました。それは靴のせいというよりも泥がやばすぎたせいかも。それ以外はNOトラブルでした!
    生地が破けることもなく、グリップ力も最高。乾き易さも◎です。

  • 下着(ブラ)
    icebreakerスプライトレーサーバックブラ
    メリノウールとナイロン、ポリウレタン。最長8日間着続けたけど、匂わなかった。このタイプの形は肩が凝るかもと思ったけど、案外慣れた。
    日本で買って行ったけど、アイスブレーカーはニュージーランドのブランドなので現地で買うのもいいと思う。

  • 下着(パンツ)
    BRING WUNDERWEAR 50/50
    最長8日間履き続けたけど本当に匂わない。前後リバーシブルなので、匂い気になるなら裏返したり前後ろにしてずっと履けますよ。数字はウールとポリの比率ですが、50.50しか履いてませんが乾き易さと履き心地のバランスめちゃよかったです。
    私は166㎝で、Sサイズ着用してます。買ったばかりのときはきついかもミスったかもと思ったけど、馴染んできていい感じになりました。

  • ドライレイヤー
    finetrackドライレイヤータンクトップ
    元々、ファイントラックを愛用していますが、匂い対策で全部メリノにしてみようかなと思って、icebreakerのメリノのタンクトップも持って行ったけど抜けが良くなかったのか8日間のセクションでおへその周りが赤くなった。ファイントラックのこちらにしたら治りました。

  • インソール
    ホシノ B+VC35A
    靴擦れ予防にいいインソールがないかと悩んでいたところ、さかいやスポーツシューズ館の店員さんからのおすすめで購入、靴に合わせてカットして頂きました。ホシノのインソールはゼロドロップなのでそういう靴とも相性いいと思います。疲れてくると横アーチが崩れて足の裏が痛くなるんですが、NOトラブルで歩くことができたのはこのインソールのおかげでもあったと思ってます。素材的に、濡れてもこれが水を吸収するってこともなくてそのまま水が外に抜けてくれるので、渡渉と泥沼だらけのテアラロアとの相性もよかったと思います。
    おすすめして下さった、さかいやスポーツさんには感謝です。

ドライマックスの靴下
  • 靴下
    一番履いていたお気に入りの靴下は、ドライマックス。この靴下はとにかく強くて抜けが良い。ドライマックスはこの一足しか持っていかなかったので、乾いた道やロード多い時はハイカートラッシュかインジンジ、今日は渡渉や泥んこだぞってときはドライマックスを履いてました。なので、TA中の7割くらいドライマックス履いてたけど穴が空かなかったです。匂いについてですが、常に泥がやばすぎて、足や汗の匂いというよりも濡れた犬のような匂い(??)が常にしてました!!足の匂いは泥が消してくれるかも!!(わたしはそうでした)
    Hutで履く用の靴下も用意しておいて、ほかに人がいるときは綺麗な靴下を履くようにしてました。

ワナカまで履いて穴が空いたアルトラ
穴の空き始めは縫ってなんとかなってた!
これはこれで愛着が湧く(笑)
ワナカから履いたトポアスレチック
いい感じ!
テアラロアギアリスト①
テアラロアギアリスト②
PDFで貼っておくのでよろしければ
ご覧ください

ザックOGAWANDOWM
2022年、長瀞のイベントにオガワンドが来ており、そこでサイズを合わせてもらいオーダーし届く。独自のシステムで、25リットルから50リットルまでのサイズに対応できる優れもの。出国前は小川さんのところへザックを持っていき、ハーネスはGoraonに使われているミッドリフハーネスに変更してもらったり、ウエストハーネスをつけてもらったりした。
TAに持って行った荷物が思ったより軽量化出来ていなかったことや、自分の姿勢の悪さから肩甲骨が痛くなってしまい、どうしたものかと思ったけど、小川さんに教わったことを思い出しつつパッキングしたりベルトをうまく調整するようにしたら少しずつ上手くいくようになり、今ではOWMが最高の相棒になってくれている。特にザックは靴よりも長い間、常に背中にいてくれて(?)共に旅をした仲間なので愛着はものすごくある。うまく背負えず悩んだ時間さえも振り返るといい思い出。
これからも大切に使い続けたい。


テント
ZpacksPlex Solo Tent
ニュージーランド、ありがたいことに基本はHutもあり中にはマットレスもあるので、シュラフだけで寝れてしまうけど、満員のときはテント泊。毎回テントというわけでないならば、快適性はそこそこで、できるだけ軽いものを選びたくてテアラロアのためにテントを新たに購入しました。それまではアライテントのオニドームを使ってました。初のワンポールテントでドキドキだったけど、日本でも何度かテスト山行をしてNZに持っていった。
このテントはたしかに透けるけど、使っているうちにDCF生地がシワシワになってくるのもあるせいか、気にならなくなってきた。
バスタブがかなり高いので、浸水がないのが良かった。強風予報があればHutに泊まればいいのでそれも心配しなかった。
あと、NZはサンドフライという刺すハエがたくさんいるからメッシュは重要。ある夜、誇張なしにサンドフライが100匹以上メッシュにくっついて真っ黒になってた。メッシュなかったら地獄かもしれない…。

ちなみに、街で過ごすときもホリデーパークに行ってテント泊で寝たりすることも多かった。ドミトリーの宿に泊まったのは雨のときや、ホリデーパークの値段が高くてこれならベッドに寝たいかも…!って時くらいかな。
軽いし強いしかっこいいし、zpacks買って本当に良かったです!

TA後に歩いた山での写真(NZ)

それから、グラウンドシートがわりにタイベックシートを持って行ったけど設営するときも持ち運びでも邪魔に感じて途中で捨てました。日本のテント場みたいに岩や石だらけのところに張ることもなく、土か草の上に張ることが多いので穴も空かなかったし、寒くて寝れない日もなかったので。

浄水器ソーヤーミニ。
ミニじゃない方がいいのかなぁと思ったけど、浄水の時間を1秒でも早くしたい!とかそこまで急ぐシーンはなかったしミニでもぜんぜんいけた。友達はカタダインを使っていて浄水スピードも早かったけど、付属のあの袋が破けてしまって大変そうだった。ソーヤーはペットボトルあれば使えるし、ペットボトルを変えれば清潔でもあるし、その点でも良さそう。掃除用の注射器を持ち歩くのが難点だったけど、注射器のかわりの物を自分で作ったりも出来るらしいし、気になる方は用意していくといいかも。

このペットボトル、2本とも3ヶ月使ってた
水にお金かけたくないとはいえケチりすぎた
ニュージーランドに売ってる
ペットボトルについてる
この飲み口がとても便利…

生理用品について
月経カップを考えたりもしたけど、洗う時に大惨事になりそうな想像しか出来なかったので却下した。練習したりして上手くできる人はいいかも。わたしは結局、タンポンとナプキンを持っていった。しかし、最初の1回は生理が来たけど、その後は歩きすぎが原因なのか生理が止まり、帰国後も含めてトータル3ヶ月止まってしまった。快適ではあったけど、ホルモンバランス大丈夫かなぁと不安になった。
ちなみに、フリーフードのところにタンポンがあっていくつかもらい試したけど日本製の方が品質はいい。まあまあ普通に使えるので、足りない分を現地で買うのはありだと思いますが日本から持って行くことをおすすめします。

ちなみに、南島のみだと2ヶ月なのでそのくらいならピルで遅らせてしまうというのもありだったと思う。友達はピルを飲んでいたけど結局生理が来てしまっていたからどっちにしても予備の生理用品は用意が必要かも。

コンタクト、メガネについて
わたしは近視で非常に目が悪いので、普段はコンタクトを使用している。本当は余裕があればICLの手術を受けたかったけど、諸々間に合わず…。コンタクトもせめてワンデイにするべきなんだろうけど、2weeksを使っていた。
そのためか、1ヶ月歩いたあたりでものもらいが出来て治らなくなり、お岩さんみたいな顔で歩くことになってしまった。帰国後も治らず、なかなか苦労した。

コンタクトが入れられない時に活躍したのは、可視光調光レンズ。紫外線があれば勝手に色がついてサングラスになってくれるメガネ。室内では普通のメガネ。メガネの上からサングラスをかけるわけにもいかないので、これは便利だった。JINSで作りました。

ああ、できればICLの手術を受けたい…!
今回、目のトラブルは本当にかなり気を遣ったし疲れたので。

食料をまとめる袋
Hut内はネズミがいるので、基本的に食料は天井から吊るしておく。ロールトップ式のスタッフサックがあると便利かも。私のは中の食料を探しやすく視認性を良くするために、グラナイトギアのエアジップサックにしたけど、ロールトップの方が天井に吊るし易そうだったし、ネズミにかじられにくいもっと強そうな生地にすればよかったと思った!シルナイロンは若干不安だった…!大丈夫だったけど。
強者は、カウントダウン(ニュージーランドのスーパー)のショッピングバッグを活用していた(笑)

こんな感じで吊るしておく
写真奥のがグラナイトギア のエアジップサック
大きく開くので視認性はよい

保湿ケアについて
美容には疎いので参考にならないかもですが。
まず…めちゃくちゃ乾燥します。
わたしは特に脛の皮膚がパッキパキに干からびてしまい、そのせいか傷も治りにくくなってました。渡渉と泥の連続で地面は基本的にウェットな印象だと思うんですが、それ以外はけっこう乾燥していているんです(どういうこと)
化粧水もすべて兼ねさせようと思い、ホホバオイル、あとはワセリンくらいしか持っていかなかったので、現地でニベアの青缶を購入。ひたすら毎晩毎朝塗り込んでいたら良くなりました。顔にも塗ってました。
UVカットのリップクリームも必須ですね。

日焼け対策
ニュージーランドの紫外線はやばいと聞いて、日焼けだけなら仕方ないけれど、もしも強い紫外線で肌がただれたりしたら怖いので色々気にして持っていきました。
日傘、アームカバー、ヤケーヌ、山と道のオンリーフード。ヤケーヌとアームカバーはかなり重宝しました。日焼け止めを塗りなおす回数も量も少し減らすこともできたし、良かった。
個包装のシートパックがNZにあるか分からなかったので、日本から持って行ってリサプライボックスに入れて各地に送った。シートパックは一枚入りのがニュージーランドにも時々売ってたので見つけた時は購入してた。

バッテリー、充電について
モバイルバッテリーはアンカーの2万ミリと1万ミリを持って行った。リッチモンドは7泊8日かけて歩いて、2万ミリだけだと足りず1万ミリの方も使った。カメラとガーミンの充電もあったのでけっこう消費してしまった。
その後のセクションは2万ミリだけで間にあっていた。

ちなみに、バッテリーや充電器は急速充電に対応している物で揃えるのがおすすめ。街に降りたときには限りある時間の中であらゆる充電を済ませる必要があって意外と忙しい。
モバイルバッテリー、充電器、コードが急速充電対応になっているとすごくスムーズに充電できる。ニュージーランドのコンセントはOタイプなので変換プラグの用意もお忘れなく。

ザックカバー
パックライナーをするからザックカバーは要らないかなと思ったけど、メッシュポケットの物を濡したくなくて一応持っていった。けっこう使った。ザックカバーをしておけば交通機関での落とし物も減るという利点もある。


その他
ペンとメモ帳

ギアリストに書くの忘れてたけど。
iPhoneが動かなくなったときのために、念のため計画は紙にも書くようにしていた。
日記も書けるし、暇なときは英語の勉強もしたり。あ、いざという時に言えた方がいい英語とかも書いておいた。

洗濯ネット
スタッフサック
は食料用にだけしか持っていかず、その代わり、衣類は洗濯ネットに入れていた。メリノウールやオクタなどネットに入れて洗いたい物もこのまま洗濯できて便利。
歩いている間の衣類の防水対策としては、もちろん洗濯ネットではダメだけど、ザック自体にパックライナー、さらに雨が強ければザックカバーをしているのでそれで十分だった。ただ、1日雨が酷い日や渡渉でやらかしそうで不安な日は余っているビニール袋に衣類を入れて保護をした日もあった。そういう時はシュラフも大きめのジップロックにいれたり。

エコバッグ
お店には日本と違ってほんの数円とかのビニール袋は基本的にないです。コンパクトになる軽量のエコバッグは買い物行く時やシャワー、洗濯に行くときにあると便利。でも軽量化するなら別の物で代用してもいいのかもなぁ。

軽量化したつもりが、色々と持っていきすぎて重くなってしまってます。

そんな感じです!!

オガワンドとブラフ
TA後に行ったルートバーントラックにて。
途中お話した女の子が撮ってくれた写真。
オガワンドownにchant!の
メッシュポケット使用してます

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