"ARMORED CORE Ⅵ" プレイ日記
ゲームを楽しんでいる人
名前:とも(アラサー)
普段はFPS系ゲームを主にプレイ。好きなアセンブルはガチタンク。
プレイの概要
はじめて遊んだ日 2024年2月25日
クリアした日 2024年3月18日
プレイ時間 約32時間(ストーリー三週時)
媒体 PS5
ゲームの概要
発売日 2023年8月25日
感想など
よかったところ
初心者にもわかりやすいゲームシステム
お恥ずかしながらアーマードコアシリーズは初めてのプレイでしたが、次にやるべきミッションのみが出現するところ、そして、マップ上でも向かうべき場所にマーカーがなされる部分は、迷うことなくストーリーを進めることができました。初心者にも優しい仕様で、よかったと思います。
豊富なパーツによるカスタマイズ
プレイ中に全てのパーツを手にいれることはできなかったくらい、パーツの種類が多く、様々な組み合わせを試すことができる点は男の子心をくすぐられて最高でした。その昔、ニンテンドー64でハマっていた某カス〇ムロボを思い出します。
ただ、ボスに勝つためには、強いと言われる組み合わせや武器に結局手を出すことになるのですが。ショットガンとか、ショットガンとか。
声のみで描かれるキャラクター性
なんと登場人物は全て声のみの出演です。なので、ビジュアルは想像するしかないのですが、それでもなお、心に残るようなセリフや言い回しのキャラクターが多く、ストーリーが進むにつれて、どんどん引き込まれていきます。ラスティに恋したプレイヤーは多いのではないでしょうか?
私のお気に入りは・・・ご友人♡素敵だ♡のあの人です(笑)
微妙かなって思ったところ
あまりにも難易度の高いボス戦
これは某SNSでも話題になりましたが、冒頭のヘリコプター、そして、序盤ボスのバルテウス。最初の躓きポイントだと思います。アクションゲームが苦手な人は詰んでしまうのじゃないかと思うくらい強かったです。
そして、ラスボスの一体であるIB-07:SOL 664という機体も本当に強かったです。こんなにコンテニューをしたゲームは何年ぶりでしょうか。手ごたえしかなかったので、ここは賛否が分かれるなと感じました。
全てのエンディングを見るには周回が必須である点
今作では三つのエンディングが用意されていますが、全てのエンディングを見るには、ストーリーの分岐に注意しながら三週はする必要があります。同じミッションもやらないといけませんので、三週目にはかなり面倒くさい気持ちもありました。しかし、強いパーツを引き継いで周回ができますので、そこはよかったですね。苦労したボスにもなんなく勝てるようになるのは、気持ちが良いですね。
総評
まとめとしましては、アーマードコアシリーズを全くやったことがない人でも楽しめるストーリー、そして、ゲームシステムでした。これからシリーズに触れてみたいという人は買ってみても、損はないと思います。
特にストーリーで描かれるキャラクターたちには引き込まれる魅力があると思います。しかし、全体的に細かい部分の説明不足感は否めないため、そこは考察や想像で補うしかありません。逆に含みがあるストーリーの方が好きという方にはピッタリかもしれませんね。
アクションが苦手というあなた、大丈夫です。何度もコンテニューをするうちに動きを覚えてきますので、いつかは勝てます。いつかは・・・。
トレーラー映像
ネタバレを含む感想?考察?
各エンディングについて
「レイヴンの火」エンディングでは、ウォルター(というよりオーバーシアー)の意思を継いでコーラルを焼き尽くす結果となります。登場人物もなんのために登場しているのか、説明してくれるので、一番理解しやすいエンディングじゃないでしょうか。
バスキュラープラントにザイレムが突っ込んで、コーラルを焼くシーンでは、シン・エヴァンゲリオンのAAAヴンダーが突っ込むシーンを思い出した人もいるはず。
このルートに入るには、カーラを裏切らずに企業勢力へ敵対し続けると見ることができますね。ラスボスで出てくる激おこエアちゃんには苦労しました。
コーラルの中に発生した人格のようなものであるエアちゃんからしてみれば、コーラルを焼き尽くすなんてされようものなら怒りますよね。そして、おそらくルビコン解放戦線(コーラルを神格化している団体)と深い関わりのあったラスティとも対峙することになります。
結果的に過剰に増えすぎたコーラルを焼くことで、ルビコンという星に住めなくなってしまうこのエンディング、アイビスの火と呼ばれる大災害をもう一度主人公の手で引き起こしたため、レイヴンの火と呼ばれます。
「ルビコンの解放者」エンディングは、ザイレムを操るシーラを裏切ることで見ることができます。コーラルを焼くためにバスキュラープラントへ突っ込む予定のザイレムが、コントロールを失って墜落していくのですが、その途中で明らかに様子のおかしいウォルターと戦うことに。おそらく企業の再教育(洗脳)を受けてしまったことが伺えますが、主人公の前に立ちふさがるのは、企業の意志なのか、オーバーシアーとしての意思だったのか・・・。しかし、それでも主人公の身を案じ、友人を得たことに安堵する様子には涙が流れました。結局、この場面で主人公を倒してもザイレムの墜落軌道は変わらないという点は、とても悲しいですよね。ごすじん・・・( ;∀;)
その後、壊されなかったバスキュラープラントによって、コーラルは星の外へ運ばれるわけですが、ウォルターが恐れていた「コーラルの増殖による破綻」を止める術は見つかったのでしょうか。そのあたりは描かれていません。
最後にはエアちゃんから、この先何が待っていてもあなたの選択をサポートするという熱い言葉が。エアちゃんエンドってことですかね。
「賽は投げられた」エンディングについて。一番、理解ができなかったエンディングですね。物語中に傭兵支援システムであるオールマインドからの依頼をクリアしていくと入るエンディングですが、オールマインドが計画していたコーラルリリース計画に加担することになります。バスキュラープラントに集められている大量のコーラルに、コーラルと交信できる強化人間(今回は主人公、もしくはイグアスも適応者だった?)がトリガーになる(共振?)ことで、大増殖が起こり、宇宙全体をコーラルが覆うことになる。といったところでしょうか?
その結果、コーラルがどこにでもある世界になり、どの場所でもエアは行けるようになる。また主人公も人間の肉体を捨てて、ACに意志を宿しているような描写がありますが・・・?
そのあとの世界ではどうなってしまうのかわかりませんが、戦闘モードを起動して終わるということは、人間の姿を失った後も主人公は戦いつづけないといけないということなんでしょうか。
コーラルを宇宙中に解き放つ=増殖させた後の世界のことは「賽は投げられた」世界であると言いたいのかなと思います。