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僕が漢検を受験した理由

今年(2021年)の10月中旬に、漢字検定2級を受験しました。2021年10月22日現在、合否はまだ判明しておりませんが、勝手な自己採点の結果、おそらく合格していると思われます(不合格だったらすみません、、、その時は記事を差し替えます、、、)。40代も半ばのおっさんが、なぜ漢字検定を受けることにしたのか。その経緯を残しておこうかと思います。

1. 漢字検定(漢検)って何?

これは説明しなくても良いと思いますが、一応。以下、漢字検定のサイトからの抜粋となります。

「漢検(日本漢字能力検定)」は、漢字能力を測定する技能検定です。漢字を「読む」「書く」という知識量のみならず、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測ります。「漢検」の評価は社会的な評価でもあり、学んだことがすぐ生き、生涯楽しく学べ、進学や就職にも役立つため教育や企業の現場で今注目を集めている検定です。漢字は年齢に関係なく学べる身近な学習対象であるため、3歳から102歳という幅広い年齢層の方が「漢検」に挑戦しています。

漢字検定は、1級〜10級までありまして、級が下がる(10級→9級→8級→・・・→2級→準1級→1級)毎にカバーする漢字数が増えていきます。漢字検定サイトはこちら。

私は一昨年に準2級を取得していたので、今回 2級を受験することにしました。2級は「高校卒業程度のレベル」だそうです。2級の場合、以下のような問題で構成されてます。

・漢字の読み
・漢字の書き取り
・部首
・四文字熟語とその意味
・熟語
・間違い探し的なやつ
・送り仮名

個人的には、四文字熟語と部首に苦しめられました。部首って結構難しいんです。「しんにょう」とか「こざとへん」とか、昔習ったものはそれなりにわかったのですが、「串」の部首って、わかります?私は2級の学習を始めるまで知りませんでした。

2. 漢検受験の経緯

さて、この note の主題である、なぜ僕が漢検を受験したのか?ですが、ズバリ「娘たち(長女・次女)との漢検合格対決」のためです。この資格取得が、現在の仕事や今後の業務で有利になるとか言うと、おそらくほぼないです。99.99% ないと言えます。IT 企業に勤めていて、業務はほぼ PC で完結します。漢字は一撃で変換出来ちゃいますからね。

娘たちとの対決 と言うのは、「どちらが合格するか」を競う戦いです。実は、以前も長女と漢字検定勝負をしたことがあります。なので今回はその第2回目となります(その際は双方合格しました)。

競い合いはわかったけど、じゃあなんで漢検なのか?ですが、何か一つの目標に向かって努力することを経験して欲しかったから、です。なので、目的からすると漢字検定じゃなくても良かったりするのですが、手軽にチャレンジ出来る資格ってなかなかないので、漢字検定を選択した次第です。そして、対決の要素についてですが、親子共々モチベーションが保てないと思ったからです。対決姿勢を鮮明に打ち出してモチベーションアップを狙いました。プロセス重視なので、結果 合格でも不合格でもどちらでも良いのですが、経験をしてもらいたかったのが最も大きいところです。

ただ、そうはいうものの、正直子供達が落ちることはあまり想定していないです。なぜなら漢字検定は、1級に近づくにつれて範囲が広がるため難しくなりますが、子供たちが受験する6級と9級は、比較的合格しやすい試験レベルなので。可能性があるとしたら、私だけが不合格となるケース、だったと思います。。。

3. 漢検対決のキモ

私の子育てのポリシーにもなるのですが、合格=ご褒美 みたいなものは考えておりません。これが今回の対決のキモです。基本的に、何か頑張ったからといって、お金を与えるとか、欲しいものを買うとか、そういうことは、基本的には我が家ではしないようにしてます(絶対のルールではないです。「基本的に」です。)。

まぁ、ただこれって一応前提があって、我が家の娘たちは、そこそこ物質的に満たされている状態だと思ってます。欲しい本は基本的に購入するスタンスですし、ゲームも服も潤沢ではないですがそこそこ買ってます。なので物質的欲求はそれなりに満たされているはず、です。そこにきて、合格したからご褒美に何か買う、みたいな動機付けはしたくないと思ってます。物は必要だから買う。それだけ。

個人的には、この受験経験から、子供たちも何かを学ぶと思っており、キレイごとですが、それがむしろご褒美だと思ってます。何も学ばなければ、ここからは何も学べなかったという経験がご褒美になる。対決のキモはそんなところです。

4. 読めるけど書けない漢字

娘たちは、試験勉強が学校の勉強とリンクしているので比較的学習がやりやすい漢字検定。しかし私はと言うと、仕事をしながら合格を目指すので、子供達よりは少し大変。しかも文字を普段書きませんし。で、漢字学習を始めるとはっきりとわかることがあるんです。これ、みなさんもあると思うのですが、それは

「漢字、読めるけど書けない(汗」

このインターネット時代で、PC やスマホに慣れてしまっているせいか、漢字って読めるけど書けなくなってしまっているんです。だって、直接書かないですからね。PC やスマホは、平仮名を入力すれば漢字に自動変換されますし。漢字が読めれば良い世界でインターネットって構成されているんです。ここは最初驚きましたし、一つの学びでもありました。

さてこの状況を打破するにはどうすればよいか?と考えた時に、正直答えは一つしかないと思いました。

書けないならとにかく書けば良いじゃない(書き殴ればいいじゃない)

そこで、手元の iPad に漢字検定アプリを入れてひたすら書き続けました。最初は漢検2級アプリの無料版を使ってましたが、途中から有料版を購入しそちらをひたすら解いてました(なぜ有料にしたのか忘れました。。。)。

このアプリで書きに少しなれたので、過去問をやってみることにしました。すると、、、、ある程度解けるけど合格の得点まで届かない、、、おかしい

これはもしかしてこなしている問題数が足りないのでは?と思い、2冊の問題集を購入することにしました。それがこちら。

過去問もやりましたが、特に過去問じゃない方の問題集は、ひたすら解きました。A、B、C と頻出度別にカテゴライズされており、特に A と B についてはひたすら書いて覚えました。正直、何度書いても間違える漢字があったのですが、年齢からくる記憶力の減退だなと思い、「何度やっても覚えられない漢字は捨てる」と割り切ってひたすら書き殴りました。結果、四文字熟語はこの問題集から全て出ましたし、部首も同様に問題集から出ました。問題集様様、です。

5. 幾つになってもチャレンジすることが大事かな

漢字検定受験自体は、本当に小さな小さなチャレンジですが、何事もやってみることが大事だなと改めて感じてます。従前のままいることの心地よさもあったりしますが、慣れは大敵、と思って、今後も小さなチャレンジを繰り返しつつ、大きなチャレンジに向かって歩んでいこうかと思います。ただ、漢検についてはこれで一区切りかなと(準1級や1級はもはや趣味の世界なので)思っており、仕事も含めた別の分野でのチャレンジになるかと。

(10/22夕方追記 )自己採点

標準回答が漢検サイトに公開されていたので改めて自己採点しましたが、やはり合格していそう、です。自己採点では 191点/200点 で、9割5分取れてます。意外と点数高くてびっくり!

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