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風船巨乳
上司から怪しげなパーティーに誘われた。
会社終わりに訪れたそのパーティーは、縛られた人やナース、ドラッグクイーンに軍人など色んな人がいた。普通の格好で来てしまったことを少し恥じるくらいであった。
それは女子トイレで起こった。
手を洗っていると、人の気配などしなかったはずなのに、隣の洗面台にぬぅっと1人の女が立っていた。
その女は何やら自分の胸を両手で揉みしだき始めた。
鏡ごしにチラッと様子を伺ってみる。おかっぱ頭でノースリーブの女…いいや、よく見ると男であった。じぃっとこちらを見ながら胸を揉み続ける。
(ま、まぁパーティーだしな)と思い、笑ってごまかしながら視線をそらそうとすると、突然男は地ベタに腰をおろした。そしてこちらに向かって、ゆっくりと脚を開く。ミニスカートをたくし上げ、細く白い脚をにじりにじりと伸ばしてくる。脚先が今にも触れそうなところまでくると、上目遣いに視線を送りながら「ねぇ、お願い。手伝って」とねだってきた。
「手伝うのはちょっと…」と言いながら立ち去ろうとしたその瞬間、男の胸がむくむくっと風船みたいに膨れ上がった。むくむく、むくむく、むくむくと膨れ上がり2つの胸が苦しげに擦れ合う。なおも膨れ上がるそれは、とうとう布地を突き破りさらに勢いを増す。胸の谷間にぎゅうぎゅうに挟まれた私は身動きがとれない。男はぬらぬらっと薄ら笑いを浮かべている。体に覆い被さるほどパンパンに膨れ上がると、パァーーーーン!!っと破裂して、白い破片が勢いよく飛び散った。
男は私を一瞥すると、その場からそそくさと立ち去ってしまった。
私はすぐさま上司の元に駆けつけて、事の次第を報告したのであった。