中国の外交部をキングダム風に紹介
中国は西安に行って、兵马俑にて始皇帝の墓を観光し、咸陽空港を利用した後になってやっと、キングダムを読みだした。それに完全に影響された状態で、キングダム風に中国の外交部の武将、元い、幹部の面々を見ていこうと思う。
私は中国の政府系メディア(非政府系メディアがあるかどうかは知りません)の記事を読むことで中国語を勉強している。
しかし、習主席の社会主義講義録ばかりでは面白みに欠けるので、国際関係について中国政府の見解を伝える「外交部」に関する記事をよく読む。すると彼らの発言をよく見る。
まずは、中華人民共和国外交部の総大将(外交部長)王毅
続いて、副部長とか部長補佐とか連なる豪傑を飛ばして、五千人将(報道局副局長)华春莹
同じく五千人将(報道局副局長)耿爽
王毅って名前はキングダムの王騎と同じ過ぎて出来過ぎている。
報道局副局長の二人はメディア対応をしているのでテレビでもよく見る顔だ。彼らの発言を全部読んでいると、外交部が彼らに与えている発言権の大きさに驚く。もちろん彼ら個人の考えを述べているはずがなく、政府の見解を述べているに過ぎないが、記者からの質問に対する答えがただ原稿を読んでいるわけではなく、非常に見識に富んだバランスの取れた発言をしていて驚く。日本でいうところの菅官房長官の役割だが、日本のノラリクラリかわして「結局、何言ってるの?」ということはなく、大国の広報として言うべきことはピシャリと言う。副局長の华春莹さんと耿爽さんはともに50歳に満たないし若々しい。
一方的に、まるで内政干渉のように、香港やウィグルについて中国をたたいてくるアメリカに対しては、中国の国としての基本方針を説明して、「国際法に反することはしておらずむしろテロリズムに対抗しているのだ」という中国共産党としての見解を示し、加えてアメリカがインディアンに対して行ってきたことや他国の内政干渉を通してむしろテロリズムを増幅しているではないかという批判も付け加える。
中国の外交部の報道局の副報道官に過ぎないのだが、世界の耳に届くのは彼らの発言だ。そんな大きな重責を彼らは毎日の定例会を通して、西洋のメディアからの質問に対しても毅然を答えている。このような人物は日本の外務省の誰に相当するのかと考えてみても、一人として顔が浮かんでこない。