今日からはじめる、お得で心地いいエコアクション⑪マイカトラリーを持つ
コロナの流行により、テイクアウトで食べ物を購入する人も増えたのではないでしょうか。テイクアウトは便利な半面、使い捨てのカトラリーや皿などのゴミが多いのが少し気になっています。最近は環境に配慮された素材の使い捨てカトラリーも登場していますが、まずは捨てずに使い回せるリデュース、リユースの考え方でアクションしてみるとその心地よさに気づいていただけると思います。
マイカトラリーを持つメリット
メリット①ゴミが出ない
カフェでテイクアウトしたカップと同様、使い捨てカトラリーは数分でゴミになります。きちんと分別して捨てられているのであれば、大きな問題は少ないかも知れませんが、実際ポイ捨ても多いようです。プラスチック素材は自然に還らないので、海に流され、小さな欠片(マイクロプラスチック)となって、生態系に悪影響を及ぼします。マイクロプラスチックを食べた魚を最終的に自分たちが食べると思うと、恐ろしいですよね。ゴミが出ないことは環境にとってとても大切なことなんです。
メリット②自分の好きなカトラリーで食べられる
食事における食器やカトラリーは重要な役割がありますね。オシャレなカフェや高級なレストランでプラスチックのカトラリーや紙皿は出てきません。食事の空間、味わう時間を大切にする意味でも食器やカトラリーを自分好みにすることでテイクアウト商品でも少し気持ちが穏やかになります。木製カトラリーは口当たりも良く、食事を丁寧に楽しむことができるような気がします。
メリット③好きなお店をサポートできる
飲食店の方が、使い捨てカトラリーを用意するのは「お客さんが求めているから」と仰っていました。つまり飲食店側が提供したいというより、私たち消費者が求めているから用意しているのです。では、私たち消費者がマイカトラリーを持ち、使い捨てカトラリーを断るとどうなるでしょうか。お店は使い捨てカトラリーを用意する必要がなくなります。使い捨てカトラリーも経費です。もちろん私たちが購入するときの価格にも載っているでしょう。使い捨てカトラリーを断ると喜ばれることも多いです。マイカトラリーを持つことで好きなお店を少しサポートすることにつながるかもしれません。
マイカトラリーを見つけよう
最初はお弁当用のお箸でもOK!
マイカトラリーを始めた時、新しく買うのではなく、私は昔使っていたお弁当用のお箸をかばんに入れることから始めました。もちろん、自宅にあるお箸やフォーク、スプーンを手ぬぐいなどにくるんで持ち運ぶのもありです。まずはお家にあるもので活用できるか考えてみましょう!
フェアトレードや国産木材を使ったものを選ぶ
日本の林業は手入れが必要な山が多いにもかかわらず、人手不足で苦しい状況です。国産の木材を使ったカトラリーを選ぶことで、林業を応援することができます。またフェアトレードで作られたカトラリーを選ぶと、作っている人にきちんとお金がまわり、使うたびにカトラリーに関わる国や地域に思いをはせることができます。私は先日、「架け箸」さんというパレスチナのオリーブで作られたフェアトレードのお箸を購入しました!
衛生面への配慮は忘れずに。できるところから始めましょう!
マイカトラリーはお店側が衛生面への懸念から断っているところもあるかもしれません。お店の人に確認を取る、自分のお箸は1回使用後は洗ってから再使用するなどコミュニケーションや衛生面への配慮も忘れずに。慣れてくると、マイカトラリーで食事をすることが楽しくなりますよ!
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