一目均衡表の雲の意味と見方
一目均衡表の雲の意味と見方についてこちらの記事では記載します。
一目均衡表とは?
一目均衡表は「一目山人」先生により考案されたチャートです。
MT4には標準でインジケーターが搭載されており、世界中のトレーダーが愛用しています。
なお英語では「Ichimoku Kinko Hyo」と言います。通称「Ichimoku」です。
一目均衡表の雲とは?
一目均衡表には表示されている5種類の線と雲があります。
その中で雲が示しているのはチャートのピンクとオレンジ色の部分になります。
もっと分かりやすく、他のラインを消して雲だけの表示にするとこうなります。
なお雲だけの表示にする方法に関してはこちらをご覧ください。
一目均衡表の雲の意味
この一目均衡表の雲の意味ですが、これはレジスタンスラインを示す役割があります。
雲というのは「先行スパン1」、「先行スパン2」の間部分の事を言います。
この雲の意味を理解するにはまず一目均衡表の計算式を理解すると、雲とは何か??が見えてくるかと思います。
この「先行スパン1」、「先行スパン2」ですが、計算式としては以下の様になっています。
・先行スパン1 = (転換線+基準線) ÷ 2 を26本分右にずらして表示
・先行スパン2= (過去52本間の最高値+過去52本間の最安値) ÷ 2 を26本分右にずらして表示
なおここで出てくる数字は設置値の「基準線:26」「先行スパンB:52」という意味です。
一般的に使用される設定なのです。
この「先行スパン2」の計算式で「最高値」と「最安値」が使用されています。
最高値と最安値の付近になるほど抵抗が強くなります。これは多くの人が最安値と最高値のまわりに指値を入れるためです。
心理的には「安く買いたい」「高く売りたい」というのは誰もがあると思います。
そこで直近の高値、安値あたりまで粘ります。そこらあたりでみなさんが注文を入れるので抵抗が生まれるのです。
そしてこの「先行スパン1」「先行スパン2」を右側にずらして表示しています。
雲というのはそういうものです。
一目均衡表の雲の見方
一般的に説明されている一目均衡表の雲の見方として、物凄いシンプルな2パターンだけです。
(1) 雲よりも上にローソク足があれば、上昇トレンド
(2) 雲よりも下にローソク足があれば、下降トレンド
雲の見方としてはたったこんだけです。
以上参考にしてください。