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9月16日 生後12日目 看護師さんの言葉

夫が12時30分からの面会に行ってくれる。
私は久しぶりに家のことをいくつか済ませ、16時から合流。

GCUに着くと、すぐに主治医の先生から声をかけられた。
ドキッとしたが、私の母乳からはGBS髄膜炎に関係する菌などは
特に見つからなかったという話だった。
ずっと搾乳していた母乳を、遂に明日からあげる事が出来る。
また直接母乳の練習もして良いとのこと。

おーちゃんは14時30分頃に泣き、夫がおむつを替え、
ミルクを65ml飲んだとのことで
私がそばに行くとまだスヤスヤと眠っていた。
発熱はなし。体重は2,930g。

17時におむつを替えると、とても大きな声で泣く。
1日6時間ごとの抗生剤を入れてもらい、ミルク65ml。
しばらく眠り、19時50分にまた泣いて起き、ミルクを50ml飲んだ。

しかしその後もまだ寝付かず。
コットに置くのはおろか、座ってもぐずり、
立って揺れていないと気に入らないらしい。
いくらでも抱っこしていたいけど、面会時間の終わりが迫る。

4日前の12日。
私が取り乱し、面会時間中ずっと泣いていた時に、
とある年配の看護師さんが
「いつかきっと、こんな事もあったねって話せる日が来ます。
 思い出になる日が来ますからね」
と声をかけてくれた。
その言葉を支えになんとかここまで来たが、
同じ看護師さんが夜勤でやってきて、
「目を覚まさないって心配してたのが遠い日のことのようですね。
 今は寝て欲しいって思うくらいね。あやすの代わりますよ」

と笑ってくれた。

たったの4日前。
「どうかこの子の命だけは持っていかないで下さい」
と祈ったのが本当に遠い日のように感じる。

休み明けに血液検査と髄液検査をする。
また痛い思いをさせるけれど、
身体が良くなっていると確認するために必要な検査。
おーちゃんの痛みが全部私に飛んでくれば良いのに。
頑張れ、おーちゃん。

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この頃には主治医の先生も
「治療はうまくいっています。ご本人も元気ですね」と
笑って言ってくれるようになった。

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