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追憶:僕とMSX

当記事は、MSXのお勉強ネタではなく、筆者の追憶です。
共感していただけるかたは多いかと思います。
こちらの曲を聴きながらがおすすめです。

1985年:少年に未来が届いた

父「ほうら、僕の欲しがってたヤツ、郵便局に届いてたぞー」

父に買ってもらったSONY HB-201 MSX 64KB ホワイト(テープレコーダとのセットを購入)

MSX「こんにちは!ボクMSX!今日から君の友だちだよ!」
僕「やったー!MSXだ!!(電源ポチ)」

いま見てもワクワクしてしまうのはなぜ?

Ok

僕「何をすればいいんだろ?あ、付属してあった本になんか書いてあったな」

僕「なになに?"画面に文字を表示してみよう"って?よし、やってみよ」

PRIN "MSX"

(ピッ)
Syntax error
Ok

僕「なんか表示された!すごい!MSXすごい!!」
父「んー?でも本にはMSXって表示されるって書いてあるぞ?」
僕「なんだろ?なんだろ?」

僕「あ!Tがない。Tっと、、、」

(エンター)
MSX
Ok

少年の心は純粋で、これだけで感動した

僕「MSXって表示された!すごい!MSXかっこいい!プログラマーになった気分だ!」
MSX「本屋に行くとプログラマーになれる本が売ってるよ!」

僕「ちょっと本屋に行ってくる!」

当時はこういう自転車が流行っていた(筆者はママチャリだったけど)

(自転車で40分かけていちばん近所の書店に到着)

僕「店員さん、MSXっいうマイコンでプログラミングできる本ありませんか!?」
店員の爺「うーん?MSXぅ〜?ちょいと分からん。在庫を調べてみる」
僕「ありがとう!」

(書店を見渡す)
(キラリと輝くBASICの文字)

僕「マイコン、、BASICマガジン、、??」

マイコン所持者みんなの愛読書でした(当時はパソコンという言葉はなかった)

ペラ、ペラ、、

誌面に掲載されたソースコードの向こうに無限の夢がありましたね

僕「MSXプログラム!」
僕「店員さん、あった!あった!これください!!」
店員の爺「はいよー、マイコンの勉強がんばれよ!」
僕「うん!!がんばる!!」

道中にはバッティングセンターがあった:ゲームといえばバッティングセンターでしたね

(ふたたび40分自転車をこいで帰宅)

僕「うわー、プログラミングって大変だ〜」
母「そろそろご飯にするからそろそろやめなさい!」
僕「途中で止めたらまた最初から、、、」
父「そのテープレコーダーに録音すればいいんじゃないのか?」
僕「そうかも?テープレコーダー付いてたね!」

カセットテープにデータを保存していたあの頃

(付属本を読みながら、、)

僕「しーさーべ?(CSAVE)って言うと録音できるのか!よし、しーさーべっと、、」

いい音がします:我が家ではセーブと言わず録音と言ってました

ピー、ぷヒョロロロ、、、
僕「お父さん、MSXの声ってこんな声なんだね!!」
父「ヒョロヒョロ言ってるなあ、さあ、ごはんにしよう」

MSX「また僕とあそぼうね!」

(電源オフ)

その後の愛読書はMSX FAN、そしてMSX FANでマシン語を知る
マシン語を覚えるならテクハンが必須だと知り通販で購入するもちんぷんかんぷん
くじけちゃいけないというタイトルで購入するも理解できず、くじける(汗)

以上、追憶にお付き合いありがとうございました。

いまはマシン語でプログラムできるようになったので少年から大人になれた気がします。でも、いつまでも少年の心のままでいたいと思います。


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MSXのZ80で何か作る
セーラー服が似合うおじさんです。猫好き、酒好き、ガジェット好き、楽しいことならなんでも好き。そんな「好き」をつらつらと書き留めていきます。