#10 福祉の現場のkintoneシステムイメージ(利用者カルテ)情報活用2
さて、前回では利用者カルテでの地図表現について説明しました。
地図表現はデイサービスだけでなく、訪問系のサービス(訪問介護・看護・訪問診療等)でも有用に使えると思います。
さて、今回はレコード一覧の絞り込みで表現できるアウトプットから説明していきます。
利用者様の顔写真リスト
kintoneでは写真も貼り付けできるので、こんな利用者様の顔写真リストもできてしまいます。
新人さんが入った時に顔と名前を一致させるのに一苦労!という話は良く聞きます。
このリストがあると、利用者様の顔を覚えるのが早くなり、また取り違いを防ぐ助けにもなります。
薬の飲ませ間違いとかはこのような機能を活用して未然に防ぐ必要があるのです。
居宅介護紹介リスト・紹介率
すごく分かりずらい図ですいません。事業所名を出すわけにはいかないので。
これはデイサービスに紹介していただいた居宅介護支援事業所(いわゆるケアマネ事業所)毎の利用者様の人数とその割合を集計・見える化したものです。
どの事業所さんと良く連携が取れているのか一目瞭然ですよね。
営業の戦略を立てる時に活用します。
他にもほかにも
他にもイロイロ組み合わせによって多様に表現できます。
例えば
・利用者様の担当居宅事業所一覧、かかりつけ医一覧
・食事のアレルギー一覧、トロミの程度一覧
・送迎時の送り、迎えの注意事項一覧
・特定の住所エリアの利用者様一覧
・入れ歯の利用者様一覧
要は設定してあるフィールドの内容をきっかけにして集計できるとお考えください。
居宅介護支援事業所メインで集計すれば居宅一覧になりますし、食事のアレルギーフィールドで集計すればアレルギー一覧になるといった具合です。
ここでの大事な事
利用者様の「ケアマネが変わったら」、「トロミの程度が変更になったら」、「かかりつけ医が変更になったら」、この利用者カルテアプリの情報を更新すればよいのです。
それだけで、トロミリストが、ケアマネ一覧が、かかりつけ医一覧が、自動的に変わります。
以前はどうだったか!
一人のトロミの程度が変われば、トロミリストを直しフェイスシートを直しです。
ケアマネが変わっても、かかりつけ医が変わっても同じ事。
かかりつけ医リストを直し、フェイスシートを直し…でした。
そのうちにフェイスシートと各リストの情報がバラバラになり、どれが正しいのかわからなくなる…そんな事業所はうちだけではなかったはずです。
でも今は違います!各項目に変更があれば、所内にあるどのパソコンからでもいいので、該当箇所を変更するだけです。あとは自動でリストが変わるので、なにもすることはございません。
情報のアウトプット活用も有用ですが、このインプットに迷わなくなったというのも見逃せない業務改善ポイントなのです。
次回は報告アプリについてご説明していきます。
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