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#13 福祉の現場のkintoneシステムイメージ(報告アプリ情報活用)

さて、前回、前々回は『報告アプリ』の情報入力画面のご紹介だったので、

今回はその入力された情報をどのように活用しているかを書いていきたいと思います。


まずは紙に印刷するものからご紹介。

報告連絡曜日別

『報告アプリ』に入力した情報を利用者の利用曜日毎に取りまとめて印刷する「報告連絡曜日別用紙」。

使いたかたとしては月曜日分は前週の土曜の帰りに印刷して職員向けの回覧板に挟んでおいておきます。

そうすると、月曜の利用者様が来所する前に職員全員に情報共有できるというわけです。

実際はこんな用紙(月曜日)

もちろん他の曜日もあります

これは、各曜日に来所する利用者の情報が自動的にまとまって印刷されるわけですが、

・・・どうやって?

『報告アプリ』に内容を入力する際に、利用者様の名前と一緒に利用の曜日情報も一緒にルックアップで引っ張ってきてます。

そして、裏側の設定で、月曜日と入力されているレコードを『報告アプリ』の全レコードの中から抽出し1枚の紙にまとめると、月曜に来所する方の情報がまとまった用紙ができるわけです。

この画像で見て欲しいのは、月曜利用者でまとまっている用紙なのに報告日が土曜日になってますよね。

この報告があがった利用者様は月曜日と土曜日に当デイサービスを利用している方です。

土曜日の出来事が土曜日の用紙にまとまるだけでは情報を活用できていることになりません。

例えば、月曜・水曜・金曜と週三回利用している方がいたら、月曜にその方に起きた出来事は水曜の「報告連絡曜日別用紙」にもまとまってなければ意味がない…

水曜に来所する利用者様の情報は、水曜に出勤する職員に伝わらなければ意味がないのです。

業務連絡

前回少し話しました、利用者名を入力しないものは業務連絡として取り扱う件ですが、

その印刷画面がこちらです

こちらは利用者名が入力されていないレコードをまとめて印刷するように作っています。

介護日誌

介護日誌

当日出勤している職員名や今日一日の出来事等を日誌にまとめている事業所も多いと思います。

当事業所で利用しているのがそのものズバリ『介護日誌アプリ』

入力するのは、主に今日出勤した職員をチェックボックスでポチポチとするだけです。

すると…

完成!ムチャクチャ楽です。

赤枠の部分は『報告アプリ』から自動で引っ張ってくるので、入力する必要はありません。

一応当事業所では40件分報告内容が印刷できるように作りこんでいます。

1日40件以上報告があがる事は今のところありませんのでこれくらいで十分かと思われます。

これができる前はエクセルで1シート1日分として作成し、大学ノートに手書された当日の報告の中から、大事そうなものだけ抜粋して入力してました。

・大学ノートに手書きされたものをエクセルに入力

・個人の判断で入力するものを抜粋

・しかもそれが利用者様の来る曜日に伝えるという概念なし

イロイロと残念な対応でした…とほほ。

だが今は違います!簡単便利に情報共有!

「報告連絡曜日別印刷」は利用者様が来る曜日に合わせて、

「介護日誌印刷」はあくまで当日起きたこと

の使い分けです。

利用者様別報告印刷

曜日毎ではなく、利用者様毎に情報をまとめたいという時もありますよね。

そんな時は、以前紹介した

「報告・連絡・相談 履歴 個人表」

『利用者カルテアプリ』の画面で

オレンジのボタン、「出力」を押すと、『報告アプリ』から今開いている利用者様の情報をかき集めて、

一覧にしてまとめてくれます。

ただ、利用者様一人一人の情報を紙で見る事は今はあまりないです。

なぜかって?

kintone内で情報参照するだけで事足りるようになってきたからです。

次回は紙に印刷しないで、kintone内で報告アプリの内容がどのように活用されているのかをお伝えします。


伝えたいこと

今日のポイントは、上記のように各種様々な用紙に報告の内容が印刷されますが、現場の職員がやることはただひとつ!

気付いたことを報告アプリに入力するだけ!

本当、これだけです。

あとは裏側で自動的に入力された情報を振り分け印刷フォームまで持っていってくれるのです。

この、シンプルなルールが現場でシステムが普及するきっかけになっていると私は思っています。

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