#7 福祉の現場のkintoneシステムイメージ(バイタルシステム)
※福kin(福祉の現場のkintoneシステム)
※デイサービスで活用できるシステム作成のnoteです。
今回から何回かにわけて、当デイサービスで活用しているkintoneシステムについて紹介していきます。
まずはバイタルシステムから
kintoneでアプリ作りこんでると血圧上がるよね…って話ではございません。
デイサービスに利用者様が来所したら、まずはバイタルを計測すると思います。
今日は計測したバイタル数値を当デイサービスでどのように管理しているのか、実際のアプリ画面と作成できる書類について書いていこうと思います。
バイタル入力
バイタルアプリの入力画面
ここに利用者様が通所した際に計測したバイタルを入力していきます。
右端に備考欄も見えますね。ここに各利用者様について気になった点を記載していきます。
上の方には参加人数や休み人数の数字が見えると思います。
ここは2列めの「種別」を自動集計していますので、都度数えて入力する必要がないように作られています。
これは現場の職員の要望から生まれた仕組みになります。
なんとなく入力についてはイメージつきますよね?
入力するのはバイタルと、食事量や薬の有無と備考、利用者様一人につきその程度の情報です。
さて、ここで入力したものがどのように活用されるのか?
紹介していきたいと思います。
アウトプット
まずは、入力したものを紙で印刷して保存している事業所もあると思います。
なので、本日利用者様のバイタル一覧用紙
A3の用紙1枚に50名分印刷できるように作成しています。
そして、出欠席一覧
そして、利用者様の家族に今日の様子を伝える連絡帳。
これを一人1枚ずつ
ここに備考欄に記載した内容がのってきます。
そして各一人一人の利用者様のバイタルグラフ
日々の記録の見える化、大事です
バイタル表形式
担当者会議で家族と数字で共有したり、医師から血圧の照会があった時に活用します。
そして分析関係
ここは画面でわかり辛いかもしれませんが、具体的な数字は見せられないんです・・・。すいません。なんとなくイメージ掴んでいただければ嬉しいです。
デイサービス稼働率
対前月比、前年同月比等わかります
休み人数平均 冬は休む人が多いですね~等傾向が判明
利用人数平均
いかがでしょう?なんとなくイメージできました?
注目して欲しいのは、インプットは日々のバイタルアプリ入力一回だけということ。
その入力され蓄積された情報を使って様々なアウトプットが行われている点に注目して欲しいのです。
kintone以前はどうだったか?
ご想像の通り、アウトプットの書類一つ一つ手書きまたはエクセル入力していたのです。
看護師が同じバイタルを2回も3回も様々な書類に手書きする手間といったら涙ぐましいものでした。転記間違いももちろんおきますし。
またバイタルの折れ線グラフは実際手間を考えると手書きではできませんでした。でもグラフィカルに情報を見ることって健康管理の上でとても大事ですよね。
バイタルアプリでは前回伝えた
・同じ情報を二度入力させない!
・アウトプットを意識してインプットする!
をこのように実現しています。
ほかにも大事なことが
エクセルでこれを毎日やっていくのは大変だけど、この程度なら他の有料サービスでもできるのでは?
と思う人もきっといるでしょう。
私もそう思います。
しかし、kintoneの大きなポイントはシステム内製化なのです!
・連絡帳のデザイン、変えたくなったらどうしましょう?
・バイタル計測に体温の項目も追加したい時どうしましょう?
販売元のシステム会社に相談する?
作ってくれるでしょうか?
いくらかかるでしょうか?
どのくらいの時間がかかるでしょうか?
kintoneでしたらその場でできます。冗談ではなくインプットの画面に体温の項目追加するのは多分5分かからないでできます。
この
・サービスに合わせてシステムが変わっていく
・人がシステムにあわせるのではなく、システムが人にあわせる
ことがシステム内製化の醍醐味なんです。
リアルタイムにシステムが変わることで対利用者様のサービスが向上する。
リアルタイムにシステムが変わることで職員が働きやすくなる。
みんな喜ぶ!
今日はそこが伝われば幸いです。
次回は利用者カルテ、フェイスシートと呼んでる事業所も多いと思いますが、そのあたりを見ていこうと思います。
ではでは。
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