降雪があっても大丈夫?オールシーズンタイヤに総入れ替え
今回も買ってよかったもの紹介&特許調査です。
同様に買って良かったものの紹介&特許調査は他にもアップしていますので、もしよければそちらもご覧いただければ幸いです。
ウインターシーズンに買って良かったも
今回紹介するのはオールシーズンタイヤです。
我が家にはワゴンと軽の2台の車がありますが、どちらもオールシーズンタイヤにしました。軽はもう1年以上履いていますが、ワゴンはこの冬デビューです。
オールシーズンタイヤはその名のとおり、「オールシーズ」、季節を問わず使えるタイヤです。私が思う最大のメリットはスタッドレスタイヤの規制がある場合でも、合法的に走行可能なことです。
オールシーズンタイヤなら、夏も冬も完璧なのかと問われると、やはり帯に短し襷に長しといった、どっちつかず感はあると思っています。
性能については色々な評価結果や口コミがありますので、そちらを参考にして頂きたいと思います。
年に数回の積雪しかなく、しかも出勤時に積雪があっても帰宅時には、ほぼなくなるくらいの地域に住んでいる私としては、多少の性能の差よりも雪道を走れる安心感が助かります。
そもそもスタッドレスタイヤが必要?
北米ではスタッドレスタイヤを装着しない車も多いと聞きます。
そもそも移動距離や文化の違いなのかもしれませんが、湿った雪とアイスバーンが混じる日本ならではの冬にはスタッドレスタイヤの方がいいのかもしれません。
DIY好きな私としては、タイヤ交換はそれほど苦ではないです。
しかし、タイヤの保管場所に困るのと、タイヤの溝がなくなる前にゴムが経年劣化してしまい、交換せざる負えなくなるのが残念でした。
その点では、オールシーズンタイヤは文句なしです。
数少ないオールシーズンタイヤの欠点
欠点を挙げるとすると、チェーンサイズがイマイチはっきりしない点です。夏用のタイヤとして、チェーンを選べばいいようですが、装置可能かどうかはやってみないと分からないみたいです。
特許調査をしてみましたが・・・
調べる前から想像に難くないのが、ゴムの組成など化学の分野と、トレッドパターンなどの幾何学ぽい分野の表記があるだろという予想。
予想はほぼ的中し、どう進化したかは私の知識では分かりませんでした。
化学の記述の多い、住友ゴムの特開2020-193292号の例。
トレッドパターン記載が多い、横浜ゴムのWO2015/033839号の例。
発明の名称は「オールシーズンタイヤ」と、ドンピシャw
全文検索で「オールシーズンタイヤ」と入力して、検索すると、横浜ゴムが出願した特開昭57-172803号が一番古いものとしてヒットします。
しかし、この明細書を読むと出願された1981年の段階では既にオールシーズンタイヤが開発されている旨の記載があり、開発は公知の事実だったようです。
オールシーズンタイヤは高打率
意外だなぁと思ったのは、出願された発明の多くが審査請求されて、しかも特許査定されていたこと。何をヒットとするかは別としても、高打率と言えます。
一般的には、出願しても審査請求しなかったり、拒絶査定になったりすることが少なくないのですが、オールシーズンタイヤは特許登録まで進むケースが多いと感じます。
1994/1/1以降の約30年間の日本のみの出願で、特許請求の範囲に限定して「オールシーズンタイヤ」でキーワード検索すると、22件がヒットしました。
審査請求せずに、みなし取り下げが確定しているのは2件。特許査定は14件(拒絶査定2件)でした。
特許庁の行政年次報告によると、審査請求されるのは全体の7~8割程度。
オールシーズンタイヤの母数が少ないですが、この30年に限ると約9割が審査請求しています。
(審査請求期限は3年なので、出願した年に審査請求しているとは限らず、1年~3年のズレがありそうです)
最後に
J.B.ダンロップさんが空気入りタイヤを発明して以来、「空気を入れる」という根本的な変化はないですが、昨今、画期的な構造も考え出されています。
オールシーズンタイヤに限らず、今後もさらなる進化を期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございます! 良かったらスキ/フォローお待ちしてます。
自己紹介にも書いているとおり、私は特許出願は多いもののエンジニアであり、弁理士ではありません。特許調査に間違いなどがあれば、ご指摘をいただければ幸いです。
また、趣味と実益を兼ねようと、家電修理を始めようとしています。今はまだ修行ということで、無償で対応します。第1回の修理の状況はこちらに。
詳細はこちらのHPにも記載しています!!
応募はHP記載のメールからでも、NOTEのメッセージからでもどちらでも結構です♪
よろしくお願いします。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?