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MSWのソーシャルワーク実習の準備


社会福祉実習指導者 3年目

今回は、8月に迫る社会福祉実習について、アウトプットします。
私が、実習のメイン担当になって3年目
毎年2名受け入れていますが、今年もありがたいことに2名の学生が来る予定
8月の開始までに、すること、しなきゃいけないことを書いていきます
この4月から2ヶ月間、某大学の医療教育者セミナーを受講したので、
そこで得た知識をしっかり活用していきたい!

実習目標の設定と実習プログラム内容の見直し

実習プログラムは出来上がっているけれど、
それぞれのプログラムが本当に必要な項目なのか。

必要かどうかを評価するには、
「当院で実習体験を通して、何を習得して欲しいか」を
明確にすること。

学生に何を得て欲しいかを、
厚生労働省の通知から設定を予定しているのと
自分が働く職場が掲げる理想のMSW像にしても良いかな。

目標・ゴールが決まれば、実習プログラムの内容も自ずと決まってくるわけで。

せっかく医療の現場で実習するわけだから、
観察して、振り返りをして学生の知識にして欲しいところ。
実践できる知識にするためにどうするか、
どのような学習法略を立てるのかは、
実習指導者の役割だと自負しています。

実習プログラム内容をどのように学ぶのか

今回受講した医療者教育学のセミナーで痛感したのが、
学生の意欲・動機が高まる学習方法を、指導者側がデザインすること。
ただ、ソーシャルワークの現場を見てわれば良いわけではない。
見たこと、観察したことを学生の学びにするにはどうすれが良いのかが
大切なポイント。
学び方としては、事前学習、共同学習、同行と観察、
リフレクション、ロールプレイ、事例発表などなど。
効果的な学習方法を設定したいな。

観察→リフレクション(振り返り)

私の設計したプログラムで大切にしているのは、
Korbの経験学習モデルに沿った、SW実践の観察と振り返り。
観察する時にも、学生に「何を」観察して欲しいかを意識してもらうために
観察ノートを設定しています。
この観察ノートの内容を今年は、見直したい!
どんな項目にするか、考えることがワクワクするな〜

学生の主体性をどう組み込むか

今まで塾の授業のように21日間びっちりとプログラムを組み込んできたんだけど、今年は学生の主体性が発揮できる機会を設定したい。
どうすればそれができるのか。答え見つからず。思案中

学生との関係づくりが進展するオリエンテーション

学びが深まる前提に、指導者と学生との関係が良好であること
信頼ができる指導者であり、
心理的安全が担保された学習の場であることが大切。
今まで、学生とのオリエンテーションが、十分でなかったので、
しっかり企画したい!
ただの自己紹介だけでなく、ゲーム的な要素を入れて企画したいな。

評価の策定

これが一番今まで疎かであった領域
評価をどうするか。
今年だけで全て解決できないかもしれないけれど、
ロールプレイと事例発表のルーブリックなど策定したい。
また全体の評価に関してもルーブリック策定したいなぁ。
評価基準(いつ、誰が、どのように)が決まれば、
養成校・学生側とも共有したいところ。

医療機関での実習先を探している学生の方へ

病院での実習は、狭き門かと思いますが、
ダメもとで、実習したいと思う病院へ相談してみてください!

大学の先生方も頑張って、実習先を探していると思うのですが、
医療ソーシャルワーカーの養成コースがない大学や、
1年のみの専門学校の学生の方は、実習先に難渋するかと思います。

現場の人員体制によっては、1日見学でさえ、
断ってしまう医療機関もあるかと思うんですが、
中には、「いいですよ」と言ってくれる医療機関もあるはず!
(と信じています)






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