F1 2016 #8 ヨーロッパGP 決勝後TOP3会見 From the floor
今年のヨーロッパGPの開催地は、アゼルバイジャン共和国の首都バクー。市街地に特設されたサーキットでの初開催となった。
決勝日の2016年6月19日は、ル・マン24時間耐久レースのゴールとF1のスタート時間が重なる設定となっていたため、決勝後会見のFrom the floorは、フェッテルの報道陣への質問で始まった。
では、質問のある方。。。
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):誰かおしえてよ。ルマンは誰が勝ったのかな?
Q:ポルシェです。
フェッテル:トヨタはどうしてレースを失ったんだい?
Q:最終ラップ。。
フェッテル:リタイヤなのかい? うぁー、なんてこった!
Q:セバスチャン、レースの第1スティントをいっている時、ピットインよりも走り続けることを選びましたね?
フェッテル:基本的には僕が呼ばれんるんだ。ダニエルがピットに入ったら、リアクションしようとしていたよ。彼はタイヤにとても苦労していたからね。僕は彼を抜いて、そして彼はピットには入ったんだ。でも、僕はいいフィーリングだったし、ペースもとてもよかったから、走り続けることを決めたんだ。チームに尋ねてもステイアウトだったし、タイヤもいい感じだったので、そのままいくことにしたんだ。その時点では、ダニエルが第1スティントの6から10ラップでタイヤの感じが悪く、苦労していたから、僕は第2スティントがとても長くなることを少し気にしていたんだ。結局、そんなことはなかったけどね。僕はキミにアンダーカットされてポジションを失ったけど、フレッシュタイヤでキミの後ろで戻った時に、チームとしてうまくやって、2位を守ったんだ。
Q:セルジオ、もしグリッドペナルティがなかったら、今日は勝利を闘うペースを持ってた思いますか?
セルジオ・ペレス(以下、ペレス):いや、僕達はニコと闘えたとは思わないよ。彼はとても強いからね。別のリーグだよ。でも、セバスチャンと2位をかけてとても良いファイトができただろうね。
Q:セバスチャンとセルジオに聞きます。モナコとカナダでは、いくつかのチームがメルセデスにより近づきました。ここでは、メルセデスはラップあたり1秒速かったです。どのように分析しますか?
フェッテル:ここでは、彼らはとても強いパッケージを持っていたね。僕達にとって金曜は悪い日だったけど、リカバリーして2位に戻ってきた。僕達のできる最上の結果だよ。でも、確かにこのギャップはハッピーではないね。彼らが何故速いかって? 昨日の比較で見てみると、彼らはストレートでとても稼いでいる。僕らは少しばかり重いウイングを背負っていたのかもしれないね。その他では、僕達は低速コーナーで少しタイムを失っていた。間違いなく、彼らは低速からの立ち上がりとタイヤの扱いでうまくやっている。僕達も彼らと同じくらいうまくやって、失わないようにする必要があるね。
ペレス:僕達にとって、このトラックでは比較的、メルセデスに少しばかり近づけたと思うよ。でもたくさんじゃないよ。他のみんなは後ろに下がったし、いくらかパフォーマンスを失っていたね。このトラックは僕達のクルマにとてもあっていたと思うよ。いいパワーユニットと、このトラックにあった良いバランスを持っていたんだ。みんな、僕達よりも苦労していたのかもしれないね。それが、僕達が上位にきた一番の理由かな。
Q:みなさんに聞きます。昨日の予選とGP2のレースを見た後、私達みんなはクレージーなレースを期待していました。でも、そうはなりませんでした。説明してもらえますか? より用心深かったのでしょうか。それとも、昨日よりもトラックはトリッキーではなかったのでしょうか。
ニコ・ロズベルグ:このケースでは、少しばかりの経験が助けてくれたんだろうね。僕達はみな、たくさんの経験をしているし、うまくインシデントを避けることができるんだ。また、GP2から多くを学ぶこともできた。なぜなら、僕達は大混乱をみているからね。そこからいくつかのことを拾うことができたと思うよ。でも、いずれにせよ、びっくりだよね。
フェッテル:そうだね。驚いているよ。このクオリティーにね。僕達は、このトラックはハイリスクで危険だと何度も話していたんだ。思い出してみると、数カ月前、僕はサー・スターリング・モスと素晴らしいランチを共にしたんだ。明らかに、彼らの時代は、どこにいっても非常に危険だったと言っていたよ。それがクルマに乗る最大の理由だとね。なぜなら、危険とそのスリルは間違いなく、チャレンジだったからだろうね。僕達は、コーナーで、もし間違えたり、ミスの余地が非常に少なかったら何が起きるかについては、考えたくない。でも、間違いなく、とても警戒しながらも、できるだけハードにトライする。僕達はみんな、簡単なものとは思っていないから、リスクに対して馬鹿げたアプローチはしないよ。だって、そうしたら、とても悪い結果に終わるからね。
Q:チェコ、セーフティーカーなしは、どうでしたか?
ペレス:正直、びっくりだよね。このトラックはとても難しいけど、僕達 F1ドライバーのクオリティについても言っておかないとね。ここは簡単じゃないよ。みんな、プッシュしていたし、どのブレーキングポイントでも失敗すると感じたよ。ミスをする余地はどこにもないんだ。ミスして数秒失うくらいだったら、少なくともハッピーだよ。でも、僕はとても驚いている。みんなよくやったと思うよ。誰もミスしてないんだからね。この方がびっくりだよ。
さて、毎戦ピットクルーも闘っていることは、ご存知でしょうか?
ピットストップでの停止時間の短さを競うこのAward、今年はこれまでのすべてのレースで、ウィリアムズが1位を獲得。そして、今回のヨーロッパGPで初めて、2秒を切りました!
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