好きなことを仕事にする自由という名の不自由から抜け出すには?
さえこです^^
起業した3年前は、好きなことを仕事にして生きていければ、どんなに人生がハッピーで平和になろうだろうと思っていました。
一見自由に聞こえることが、人生の妨げにもなりうることを知りましたので、共有しますね。
この度、次男が高校を卒業しました。
彼らの世代は、中学生の頃から、自分は、何がしたいのか?
を常に問われていました。
高校選びも、自分が何をしたいのか?
自分の強みは何か?
がいつも問われているんだな。と親からの目線で見ていました。
当然ですが、長男と次男は、興味を持つもの、勉強の仕方、人との関わり方、全てが違いました。
それを観察しながら、色々なことを提案するのがとても楽しかったです^^
例えば、夏休みの課題、今年はどんなことができるようにサポートしようかな?
どんな塾が良いだろう?そもそも塾が必要なのか?こんなイベント情報を渡したらどんな反応を示すかな?
次男は、勉強に没頭するタイプではなかったのですが、流行に敏感で、身なりを非常に気にする子だったので、
塾代の予算を、年間の服代に当てて、収支計画を立てさせてみたり、購入する際に口コミを調べるなどのリサーチ方法をや不用品を転売する方法を教えました。
これらのことは、生きるためのスキルにはなりますが、得意なことや好きなことを仕事として生業を立てるには、自分に必要な知識を選び取り、言語化する技術など、自分には興味が持てないものでも必要なこともあります。
みんなが好きなことを仕事にして生きていければ、どんなに人生がハッピーで平和になろうだろうと思っていましたので、好きなことを仕事にして生きていくサポートができればと、3年前に起業しました。
多くの方とのセッションを通しながら、自分とも向き合ってきた中で、
ビジネスがグロースしない息苦しさを打開する妨げになる特徴が見えてきました。
・好きなことで生計を立てることにこだわりすぎる
・自分の強みを探し続ける
・持論を使って商品やサービスを生み出そうとする
・自分でなんでも頑張ろうとする
好きなことをして生きていく
それはそうなんだけれども、
そのために生計をどう立てるのか?
については、非常に漠然とし過ぎていました。
好きなことをすれば
幸せになれるのか?については、
イコールではないことを知りました。
このことに気がついた時に、
唖然としました。
幸せになるには、
安心できる環境が必要で、
そのためには、
定期的な収入源や住まいや衣類も必要だし。
毎月の電気代が支払えるか不安の中、
好きなことだけに集中できる人は、
もはや、かなりの聖人。
今の私は、到底なれない。
なんでもできる人を目指すより、
四苦八苦しながらも、
自分の非力さを知り受けいることのほうが、
よっぽど、リラックスしながら、
人生を楽しめる。
すると、自分に足りないものが
見えてきて、
そして、それを
補ってくれる人に出会って、
その人に、誠意を込めてリスペクトしながら、
関係を育てていくことができるようになり、
仕事も安定してくる。
結果的に、
穏やかな日々が重なるようになってくる。
フルタイムで仕事をしなくても
生計を維持してくれている人がいる
ありがたさを知る人もいるかもしれない。
フルタイムで仕事ができるように
生活を維持してくれている人がいる
ありがたさを知る人がいるかもしれない。
支え合える、
笑い合える、
一緒に作り合える
パートナー像が具体的に
なる人がいるかもしれない。
偉大な大人であれ!
よりも、
自分の非力さを受け入れられる大人であれ!
と息子たちにエールを送り続けられる
母であり、大人であり続けようとお気に入りの大きなカップに淹れた
紅茶を飲みながら書きました。
次男くん、卒業おめでとう。
仲間に囲まれて、あなたは幸せ者ですね^^
それは、あなたが自分に素直な人だからだと
母は、思います。
では、また。