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真っ暗闇の帰宅電車の中で気づく、人生の昼と夜


暗闇の中、ひたすら線路を走りゆく電車

私はひとり、その電車の中で揺られている


昼間、窓の外には

青くどこまでも突き抜ける大空と

地平線まで渡り行く、街並みと自然景色が広がる


でも夜だと、真っ暗闇の中に、

窓ガラスに反射された自分に出会う


1日には昼と夜があって、

人生にも昼と夜がある

昼は、周りを見渡しながら

自分の位置を確かめ、一歩ずつ歩を進め

夜は、自分がどこにいるのかわからないけど、

ガラス越しに映し出された自分と向き合い、しっかりお互いを見つめ

今のありのままの自分を、心の目で確認する


人間は昼と夜の繰り返しによって

時に、自分と向き合いながら

走り続ける電車に乗って

前に進んでゆくのだと思う


日々の何気ない生活が、その時間の尊さを

教えてくれている

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