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劣等生クリエイターの「天才型じゃなくても生きていける!」講座


投票ありがとう!落選しました!

まず初めに、キャラクター投票いっぱいしてくださいましてありがとうございます!愛してる!

残念ながら、選考には選ばれずページも既に見えなくなっているので何票入ったのかもわからない状態です。
このキャラクターはサンリオの作ったイラストサイト「キャラフォリオ」にでも置いておこうと思っています。
実はバレエコアユニコーンな別のキャラクターも考えていたのですが、こちらは投票所に並んだかどうかも確認できていません。


未公開オリジナルキャラクター「ジゼル」


マイルル

可愛い!我ながら可愛い!
可愛く自分で納得できるキャラクターが描けたのでOKです。




受賞歴0、雑誌掲載0クリエイター

これはまあ若干のコンプレックスでもあるのですが、私は大人になってから何かを受賞したことがありません。
例えばポケモンカードコンテストとか、東京イラストレーターの会みたいなのに色々と応募しているのですが、本当に何の賞にも引っかかりません。

更にいうと、色々なイラストレーターさんがお声掛けいただいたりするらしいイラストレーター掲載雑誌やクリエイター紹介や本の装丁みたいなのも何にも声がかかりません。

うける。ふふ。
でも良いんです。

でもお仕事もらえてるから良いんだ

私の心を支えているのはこれです。
イラストがお洋服になって色々な人に着てもらえてるし、100円ショップのイラスト好評だし、ソフビも海外のバイヤーさんに買ってもらえてるし、キャラクターコラボしたし、ガチャガチャ出せたし、銀座蔦屋でPOPUPできたし…。
私にはクリエイター劣等生なりの作戦があります。

1人ジャンルは武器

あと、私は自己分析ができているので、何だか日本にある何のジャンルにも微妙にずれてて当てはまらないのも自覚しています。
何でそう思うかというと、私が好きな沢山のクリエイターさん・ミュージシャン・アーティスト・ゲームとか含めて、が何やら何のジャンルにも微妙にずれてて当てはまらない人が多いからです。
まさに「1人ジャンル」

側から見たら私は「ゆめかわイラスト」「昭和レトロ」に分類されることが多いです。
でも私自身はちょっと違うと思っていて、ゆめかわより能動的に攻撃的だし、昭和ではなくアメリカ50年代のヴィンテージカード、80年代のトイが明確なイメージソースなので昭和感はないつもりです。
昭和期のイラストと50〜80年代のアメリカンコミックイラストが似ているのは日本製のおもちゃの米国への輸出、ハンナバーバラ作品(トムとジェリーとか)に影響を受けた日本アニメ、アメリカのグリーティングカードに影響を受けたサンリオなどがあるためです。

1人ジャンルには敵がいません。ブルーオーシャンです。
私しか私みたいな絵は描けないのは清々しい事です。

私的には私の絵を見た人が何かに分類するのは別に気にしないので、これまで通り「ゆめかわ」と思っていただいてOKです。

(因みに自分では「ビンテージアメリカンでベイビーライクなイラストを得意とするイラストレーターです。」と自称しています。
アメリカンなイラスト、例えばゲームのカップヘッドやVerdyさんなどBoysな雰囲気のイラストレーターさんよりは、大分girls寄り、筆跡痕残し気味だと思います。
アメリカンガールズ括りですと勿論何名様かいらっしゃいますが、筆跡痕を汚い感じでわざと残してるのは私だけだと思うんだけどな……。)



何故お仕事貰えているか

絵柄に作戦あり

何で何の受賞歴もないのにお仕事貰えてるか、ですが、理由はいくつかあるとは思います。
一つは絵柄がアパレルにプリントしても空間が持つように書いている事。
これは感覚的な話なので簡単に説明は難しいのですが、そのおかげてSUZURIが結構人気をいただいております。ありがとうございます!

自分1人で何でもできる時代最高

あともう一つ、大事で具体的なのが「自分で何でも作りたくなる&作れる時代」という事です。

大インターネット時代です。
「お洋服のイラストのお仕事欲しい♡」と思っても来ないのが普通です。
そういう場合、「お洋服作りたい♡」なら作ることができます。
できる会社を探したり、布をプリントできるところを探したり、お裁縫できる人を探したり。
例えば「雑誌のデザインしたい♡」と思ったら、zineを自分で作ればいいわけです。
ソフビも最初は石膏で置物作れる会社を見つけたり(その時代はまだ3Dプリンターが主流じゃなかった)その後、無理言ってソフビ工場を教えてもらったりして今があります。
お金ないなら最終手段、クラウドファンディングだ……。起業よりは楽だ。腹を括るだけ。

そうして色々作っていると、お洋服の会社さんからお仕事きたりする事があります。
「できます!」「やりたい!」より実物がある方が企業側もイメージしやすいわけです。
でも大事なのは「仕事が欲しくて何かを作る」=「承認欲求のために何かを作る」はリターンがなかった場合心が死ぬのでお勧めできません
あくまで「これ作りたい!」「誰も手伝ってくれない!」「1人で作ります!」的なパッションで作った方が、満足感があります。何かに繋がったらラッキーだけど、ラッキーでしかない。

私はラッキーが続いているとも言えます。
最終目標は発注や外注に頼らず自分だけ完結で生きていく事。
なので毎日試行錯誤しています。

クリエイター仲間がいると心強い…

最終的にこれですが、ほぼ友達0みたいな状況で生きてきた私にクリエイター仲間さんが存在してるのは奇跡以外に他なく、何のアドバイスもできませんが、打算ではなく心から尊敬するクリエイターさんに感想を送ったり、「嫌だったこと・注意した方がいい事・最近マンネリで…」みたいなマイナス面も話合えるようなクリエイター仲間がいると心強いです。
ほぼこれだけでも良いとも言えます。
マイナス面話しても反発し合わないような人…。マウントを取ろうとも思わない間柄…。
私はINFJ(提唱者)なのでお仲間にお勧めです。一番おじいちゃんのやつ。

あと一つ付け加えると「クリエイター仲間」と同じ仕事を奪わない様にはしています。敢えて違うことしたり、その人がお仕事しているフィールドを荒らさないようにしたり、仕事相手の会社間関係・人間関係も私はちょっと考えます。
それで私は当時誰もやっていなかった「(名前を出しての)100円ショップのお仕事」や「中国でのお仕事(その時期は日本のクリエイターはみんな避けていた)」を受けたりした訳です。違う業界に行った方が情報を他の人に伝える事もできるし。私はファーストペンギンなのです。致死率高いらしいけど。


さいごに「天才型じゃなくても何とかなる!」

賞を取るって「何か大勢に認められる事」だけど、大勢に認められなくても、顔の知らない誰かに認められなくても、自分のこだわりで自分で納得できるものが作れればそれでいいと思います。

この世にはたまに「天才型」がいて、デビュー自体が話題になり、大きい仕事をぽんぽん貰えて、瞬発的にすごいものが作れる。そんな人がいます。まじでいらっしゃいます。もうそれは他人、違う生き物、目指したり妬んだりするだけ無駄です。それは置いときましょう。

私が独立して仕事がなくて貯金もやばくて煮詰まっていた時転機になったのが、原宿のギャラリー「The Mass」で開催されていたニックナイト展を偶然見た事でした。

NICK KNIGHT ’Still’


NICK KNIGHT ’Still’

この美しい作品を見た時、天啓のように「良いもの作れば良いんだ!」と悟りました。
その時は独立したてでどんなイラストがウケるかとか、仕事に繋がるかばかりを考えていたのですが、ニックナイトの写真を加工して絵画のようにした作品を見て「私が今すぐこの花の絵を描ければ、私が誰でどんな性格で何歳なんだろうと絶対上手くいく」と感じました。

それからは何だか憑き物が落ちたみたいに好きな絵を描いて、そしてそれが色々な事につながっていきました。
元々ほどほどに絵が上手かったのも良かった。

絵を描いて暮らしてくのは今は何とかなってるけど、まだ独立7年(絵を描く仕事歴は13年くらい?)なのでこれからどうなるかまだ全然わからないぺぇぺぇなので何の参考にもならないかもしれませんが、私から言えるのは「天才型じゃなくても何とかなる!」という事だけです。


最後の最後にもうちょっと具体的なこと


もっと具体的なイラストレーターの絵柄などの話は、はてなブログに書いています。
イラストレーター志望はこっちの方が参考になるかも。


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