久保光彦

teh chò bo̍k-su tī Tâi-oân.

久保光彦

teh chò bo̍k-su tī Tâi-oân.

最近の記事

If not now, when?

最近、この、ヒレルのことば(とされているもの)が心に留まっている。 さらにもう一つ、考えさせられる引用。(太字は私) もう一つ。(太字はこれも私) それなりに訳そうとしてみると、「グティエレスにとって、課題となることは、未信者に説教することではなく、非人間化された者たちに、彼らは神のこどもであるということを宣言することだ」とでもなるでしょうか。  この本はTheological Reflection(神学的省察?)という方法論について書かれた本の「神学の実践(Theol

    • レント② Just A Closer Walk With Thee

      ゴスペルの歌でJust A Closer Walk With Theeというものがあります。たくさんの人がカバーしてレコードにしているので、どこかで聴いたことがある人も多いでしょう。 これは、マヘリア・ジャクソンというゴスペル歌手と、ルイ・アームストロングが共演しているものですね。 ************************** Just a closer walk with thee Grant it, Jesus, if you please Daily wal

      • レント① レントってなに?

        今日からキリスト教では「レント」といわれる期間が始まります。大切な期間なので、不定期ですが(毎日とか言っちゃうと絶対忘れる…)、noteを書こうかなと思います。よろしければお付き合いください。 それにしても、「レント」って、いったいなんぞや?と思う方もおられるでしょう。クリスチャンでも知らない人も(もしかすると)いるので、ざっくりと。 キリスト教の主要な年中行事の一つに、「イースター」というものがあります。これはクリスチャンではなくても見聞きしたことがある方が多いでしょう

        • ドルトレヒト全国教会会議400年②

          少し話がそれるが、ざっくりと、ドルトレヒト全国教会会議の流れを。 ドルトレヒトで開催された全国教会会議は、 1618年11月13日にドルトレヒト全国総会議はついに開催され、180回にわたる会議を重ねた後1619年5月29日にその幕を閉じたのである。                牧田吉和『ドルトレヒト信仰基準研究』32 とあるから、ざっくり半年(180日)の間に180回の会議ということなので、ほぼ毎日議論していたことになる。  とはいっても、最初から最後まで、穏健派(レ

          ドルトレヒト全国教会会議400年①

          今年は、1618-19年にかけて開催されたドルトレヒト教会会議の400周年を記念する年となっている。 この会議でどんなことがあったかというと、オランダの神学者で、ライデン大学で神学を講じていたヤコーブス・アルミニウス(1558-1609)の後継者たち(いわゆるレモンストラント派)が、異端とされて、多くのレモンストラント派の牧師たちが国外追放になったという出来事。 なぜアルミニウスの後継者たちがレモンストラント派と呼ばれているかというと、その名の通り「建白書/抗議書(レモン

          ドルトレヒト全国教会会議400年①

          リンボルヒュ/リンボルクの時代についてのメモ

          最近関心を持っているアルミニウスやレモンストラント派の関連で、桜田美津夫『物語 オランダの歴史』(中公新書)を読んでいたら、レモンストラント派のリンボルヒュが、ジョン・ロックとの交友があり、その交友から、ロックの『寛容に関する手紙』が記されたとあった。 レモンストラント派関係の書籍が日本語で出ているのは、おそらくグローチウスくらいだろうと思う。しかも、法律関係なので筆者にはあまり縁がない。それにどうやらもう稀覯本レベルになっているようだ。でも、グローチウスはレモンストラント

          リンボルヒュ/リンボルクの時代についてのメモ