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冬の五能線 満喫旅 1日目

師走も終わりに近づく頃。
真冬の北東北日本海を体感してきた。
旅行に行こうと思い立ち、計画を立てる中で、冬の五能線の情報がとにかく少なかった。
まあ、そこそこ予感はしていたが、冬の日本海は過酷だ。過酷ロケだ。だから情報がないのか。
なので、今後旅立つ人に少しでも役に立つことを願い、記事を書くことにした。


今回の旅の大きな目的は2つ。
①リゾートしらかみに乗ること
②不老ふ死温泉の露天風呂で夕陽を見ること

旅の同行者は、同郷の先輩。基本陽気で愉快な人である。
旅のスタートは、杜の都仙台。
まずは、仙台から秋田駅まで高速バスに乗車。
片道4300円で、新幹線よりもだいぶお得である。

コーヒー片手に14:15発のバスに乗車すると、運転手さんが「道路状況、かなり悪いです。何時に着くか分かりません。」
…清々しい!この運転手さんは信頼できる!
と思った。
実は、出発の前々日あたりより東北は今年初といっていいくらいの大雪が降っていた。
大雪のピークは例年だと、1-2週間後だったので油断していた。
しかしながら、降ってるものは仕方ない。
いざ、出発である。

バスにトイレはついておらず、秋田道に入って途中1回の休憩がある。
宮城交通の運行だとWi-Fi環境があるようだが、我々が乗車したのはJRバスの運行のためノーWi-Fiだった。しかし電源はあった。ありがてえ。

バスは吹雪の中でも順調に走ってくれた。
清々しい運転手さんのおかげだ。
ところが、秋田道の途中、横手〜大仙あたりだろうか反対車線で派手な事故があり、明日は我が身かとバスの乗客は皆震えていたように思う。
このあたりで、嫌な予感がした。

今日、五能線走ってるんか…?(調べてなかったんか)

急いでTwitterを開くと、見事に全日運休していた。
我々は、明日のリゾートしらかみ1号に乗車予定だ。
五能線が絶たれると、かなり辛い。というか、目的その①が達成出来ない。オワタ。
失望の中にいる我々だったが、気付いたら秋田駅にいた。しかもほぼ定刻で。
何時に着くかわからない状態だったのに、清々しい運転手さんありがとう。信頼してよかった。

その足で、秋田駅のみどりの窓口に向かう。
ちなみに、我々の足元はスノーブーツに固められている。雪国ではマジ無敵である。

みどりの窓口で状況を確認すると、
・今日の全てしらかみが運休になったこと
・五能線も能代までしか動かなかったこと
・明日の見通しは立っておらず、しらかみの指定券は発売中止になっていること
・代替バスの運行があったこと
これらの情報を親切、丁寧に教えて下さった。
こんな優しい駅員さん見たことないんだけど!?
出世してくれよな…

まあ、代替バス出るんだったら行ける行ける!という謎の自信により、不安は解消された。
代替バスもダメなら路線バスだし、それも繋がらないなら、最終手段はレンタカーしかないと思われる。しかし、この雪国の悪天候の中を運転できる自信があれば、だが。普通に危険。

さて、やっとこホテルにチェックイン。
駅から徒歩5分程度のとこだったが、吹雪いているのでとかく寒い!
夕食に出掛けたのは、19時過ぎ頃だっただろうか。
秋田駅前には、徒歩10分圏内でぼちぼち居酒屋がある。チェーン店もある。コンビニもある。あっ、あと西武デパートがあった。田舎のデパートは貴重である。
1軒目は満席で、2軒目に入店。
観光客向けの、郷土料理のお店のようだった。

途中、ナマハゲの襲来にあった。
ミラーボールが周り、雷が鳴り、ナマハゲが登場した。雰囲気作りがスゴい。
近くの子供は大泣きしていた。そりゃ泣く。
パフォーマンス後は写真撮影してくれたり、意外とサービス精神旺盛なナマハゲ。

価格はそこそこ高いけど、満足度は高い。
特に白子の天ぷらと、地酒のマリアージュが最高だった。
そのあとのコンビニアイスとコンビニ酒が、ビジホの醍醐味ですよね。地方のコンビニ大好き。

そんな感じで、1日目の夜は更けていった。
果たして、明日しらかみは動くのか…

#五能線 #秋田駅 #なまはげ #冬

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