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冬の五能線 満喫旅 2日目

早々にチェックアウトを済ませ、秋田駅へ。
Twitterの情報では、しらかみ1号どうやら動くっぽいが、車体が変更になるとな。
しかも持ってる指定券は、座席を変更する必要があるらしい。
ここまで来たら、とにかく動いてくれさえすれば良い。頼む。

みどりの窓口でまた状況を確認して、席を変更お願いしようとしたら、昨日の大変親切丁寧な駅員さんがまた対応してくれた。嬉しい。泊まり勤務お疲れ様です。本当。
ここで五能線フリーパス2日間を購入。
五能線で青森まで抜ける場合は、マストアイテムなこの切符。片道でも普通の乗車券より安かった気がする。
GOTOでもらった、地域共通クーポンで買おうとしたら、またまた親切な駅員さんが、クーポンで買うと払戻が一切できないことを教えてくれた。
どこまでも親切。貴方様は、聖母マリアかマザーテレサか。この駅員さんがいなかったら、私達の旅は秋田駅で終わっていただろう。

よかった。どうやら動くみたいだ。
冬の日本海の路線は常に運休と隣合わせということは肝に銘じておこう。

秋田駅には駅ビル的なものがあり、お土産屋さんはもちろん、レストランなども充実しているので困ることはない。早朝はさすがに空いてなかったので、駅ビル1階のパン屋さんで朝食を購入し、念願の五能線初乗車。

クルージングトレイン。
しらかみが今の車体になる前に、しらかみとして走っていた車体らしい。
名前、かっこいいよな。
しらかみ橅と違って、車内に売店とかはないけど、窓も大きいし席もゆったり。朝からこんな贅沢でいいんだろうか。
そして8:20ほぼ定刻通りだったと思うが、クルージングトレインは出発した。

ここから、ちょこちょこ短時間の停車をはさみながら日本海沿いを青森へ向けぐんぐん走っていく。
車窓は一面の雪景色。天気は良かったので、雪面がキラキラ輝いて見えた。
天気はよかれど、気温はかなり低く窓がどんどん凍っていく。車内は快適。
印象に残った駅はというと、

●東能代駅
五能線起点の駅。スイッチバックが行われる。

●能代駅
バスケの街。ホームにバスケットゴールがあったが、感染防止のためかボールはなかった。通常はフリースロー体験出来るらしい。

●岩館駅
駅舎がレトロ。隙間から見える水平線がロマンチック。

●艫作駅
読み方が全くわからんかったので印象に残っている。正解はへなし駅。読めん。

能代駅を過ぎると、いよいよ海沿い。
これぞ五能線。海は荒れてるけどそれもまた良き。
クルージングトレインには前の方に眺望席らしきらものがあり、フリーで景色をより楽しむことが出来る。さらには、景観ポイントで徐行運転までしてくれるサービス精神。
一通り写真に収めたら、あとは永遠に続く海岸線をぼーっと眺めて、非日常にひたるのとまたをかし。
本当に海が近い。

その後、10時過ぎに深浦駅へ到着。
困ったのはココ。事前に調べた段階で、不老ふ死温泉の周辺で時間を潰せるところがなかった。
夏であれば、白神山地、十二湖のネイチャーツアーも楽しかろう。冬場はガチもんのトレッキングとなるため、予約も必要だし、それなりの装備も必要である。うっかり観光気分で行けるものではなかった。
さらに追い討ちをかけるかのように、2ヶ月ほど前にウェスパ椿山が閉館していた。そうなると、本当に何もない。

しかし唯一と言ってはなんだが、深浦駅の周りがすこーしだけ栄えているようだった。すこーしだけ。
なので、チェックインまで深浦駅でうろちょろすることにした。
そういえば、深浦駅でしらかみ青池と遭遇した。
乗りたかったなぁ…

海鮮市場や神社、寺、展望台、美術館、博物館、海に囲まれた絶壁大岩などがある。
特に大岩はおすすめである。冬の荒波に飲み込まれそうなほど海が近い。トンネルをくぐってさらに先まで行けたらしいが、命が惜しいので諦めた。
ド迫力だった。

お昼は、深浦駅から徒歩3分ほどのレストラン「セイリング」でまぐろサーモン定食をいただいた。
名物ということで、まぐろの腸やら肌やら肝やら、珍しい部位も小鉢で数品付いていた。3000円くらいだったが、かなり満足。
もちろんビールで乾杯。
旅行先で、昼から飲む酒の最高なことよ。

あとは、五能線が来るまでまったり待たせてもらった。ここまで来ると寒すぎて外に出る気にはならない。
セイリングは、地元民も通うのか普通のリーズナブルな定食類もたくさんあった。とにかくメニューが豊富。
お土産で買ってきた「深浦にんじんビーフシチュー」もめちゃくちゃ美味しかった。おすすめ。

しっかり乗車スタンプもGET

そんなこんなで、14:30頃の五能線で本日の宿「不老ふ死温泉」へ向かう。
レトロな車両に揺られてウェスパ椿山駅へ。

思ったより長くなってしまったので、次に続く。
次回、不老ふ死温泉の魅力!

この写真ですね、キャリーバッグが意味を成してないの図。もう転がすではなく、滑らす。ただの塊。
深浦駅はロッカーがなかったんですが、近くのお店で300円で預かってくれました。良心的!!
雪国に行く時は荷物をコンパクトにしましょう。
これ、教訓です。

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