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中国の恋愛と結婚

私は長いこと中国語を勉強しています。

勉強していく中でたくさんのカルチャーショック受けました。その中で中国の恋愛、結婚についてご紹介しようと思います。私が見たこと&ちゃんと何人もの生粋の中国人から実際に聞いたこと&中国ドラマでよく見ることなので、間違っていないはず。

カルチャーショック1:恋愛禁止

みなさんは初めて恋人ができたのは何歳頃でしょうか?日本の場合、早い人は中学生から?最近は小学生でも放課後デートとかしてるらしいですね?

日本では一般的に学生が恋愛しても普通ですね。私の以前の職場では、高1の娘を持つ方が「娘に彼氏ができた♥」と喜んでいました。実際に恋人ができるできないは別として、恋人をつくることを禁止されていた人は少数派だと思います。

でも中国では「早恋 ザオリェン」といって、子供の恋愛はとても否定的に見られます。読んで字のごとく時期尚早な恋愛のことです。何歳まで「早恋」になるのかというと、大学入試が終わるまでは「早恋」で、恋愛禁止っていうのが多いらしいです。(心の中で想うのは許される。バレなければ。)

中国では日本の比ではない激烈な受験競争があり、学歴への社会の見方が大変厳しいです。日本との単純な人口比ですが、自分と同じ能力の人が10人以上いると思って下さい。ほら、大変でしょう?

というわけで、親は子供が勉強に集中することを最優先にします。学校に恋愛がバレれば、まず先生に「そんな暇あるのかー!!勉強しろー!」と怒られ、親が呼び出しをくらい、家に帰ったら親からも怒られます。下手すると相手の親からも「うちの子に手を出すな」と怒られます。

大学に入学すると、ようやく恋愛解禁される家庭が多いそうです。まぁ、日本の大学と違い、大学の勉強も大変厳しいので、恋愛する時間があればの話ですが・・・。(/ω\) でも、やっと解禁された青春!勉強と両立して恋愛している大学生は珍しくはないです。

カルチャーショック2:親が頑張るお見合い

中国語でお見合いを「相親 シャンチン」と言います。「親(※)」の字があるとおり、中国で婚活市場を見ると、親が頑張ります。

親が釣書(子供の履歴書みたいなもの)を作成し、公園や広場などへ行き、就活の合同説明会さながらの合同婚活会に参加します。そして、釣書を公衆の場に掲示します(たぶん詳細な個人情報は書いてないはず。身長とか、学歴とか、出身は書いてある)。そこには同じような親がたくさんいて、洗濯物とか絵馬みたいに色んな人の釣書が掲示されているので、その中から我が子に相応しい相手の親の連絡先をゲットします。👇こんな感じ👇

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中国では婚活市場で親が頑張るのが一般的です。子供は「まだ結婚する気ないんだけど。やめてよ~。」と思いながら、両親によってお見合い会場に引っ張られていきます。

皆婚時代といわれた40年前の日本もこんな感じだったんでしょうかね?

(※)「相親」の「親」は、本当は「親」ではなく「結婚」という意味。親という漢字だけど、いろんな意味があるよ。

写真引用元:https://www.oneplusnews.com/news/5969336d0e6adfe20cc3e4f8

カルチャーショック3:お見合いの条件

みなさんの結婚の条件って何でしょうか?

ずっと昔、日本にも「三高」という言葉がありました。私の時代じゃないのでよく知りませんが、「高収入」「高学歴」「高身長」らしいです。でもこれは条件じゃなくて、理想ですよね?しかも今どきこれを言っている人に、私は会ったことがありません。今どきは「三低:低姿勢、低依存、低リスク」という言葉さえ聞かれますね。

そしてお隣中国でも、「有钱,有车,有房子 ヨウチェン、ヨウチョー、ヨウファンズ」という言い方があって、「お金があって(結納金もたっぷり)、車があって、家を持っている」という意味です。そして、これは理想ではなく、結婚市場に上がるための条件だと言われています。きびすぃ~('◇')

なので親は、息子が結婚できるように家を買ってあげます。全額出せなくても、かなりの援助をします。だって、家がないと結婚できないんだもん。若いうちに家も車も結納金も自腹で揃えるって大変ですよ。しかも、どこに家を買ったかも女性側にチェックされます。農村に家を持っていても、意味がないんです。都市に持っていなければ。

こういう事情もあって、息子の為にお金を使い果たした親の老後を息子が面倒を見るってパターンが多いですね。

恋愛からの結婚だと「裸婚 ルォフン:裸一貫で結婚する」というケースもあるようですが、お見合いの場合は、はやり条件面が厳しく見られるのですね。

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さて、私が受けたカルチャーショックを恋愛・結婚にしぼって3つほど書きました。まだまだいろんなカルチャーショックがあります。機会があれば、また書こうと思います。


Photo: Andrea BohlによるPixabayからの画像



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