中国の女優さんなんでこんなに美人なの?時代劇編
みなさん、こんにちは!今日は中国のテレビドラマを一つご紹介します。
2018年放送の『知否知否应是绿肥红瘦』という時代劇ドラマです。
日本では『明蘭~才媛の春~』というタイトルで放送されました。
あらすじ
物語の舞台は、中国の北宋時代(西暦960年~1279年)、文官の名家である盛家のお嬢様たちのお話です。主人公は盛家の側室の娘として生まれた、聡明で美人の盛明蘭(シャン ミンラン)。
明蘭の母は、明蘭が幼い頃に他の側室によって殺されてしまいました。家には明蘭の他に、正妻の娘である華蘭と如蘭、また寵愛を受ける側室の娘である墨蘭がおり、明蘭以外の娘たちはしっかりとした後ろ盾があります。そんな生い立ちから、明蘭は家という狭い世界で目立たずに嫌われずに普通に生きたいと願っています。
ささいなスキャンダルでさえ命取りになる女としての生き辛さを抱えながら、いろんな困難を乗り越え、賢く美しく成長していく様子が描かれています。
ドラマの見どころ
私はこのドラマが気に入っていて、もう何年も何度も見直しています。
何がそんなに面白いのかって?
ではお勧めポイントを3つご紹介します。
①美しい北宋文化
北宋時代の建築や家具、服飾品を時代考証を経て忠実に再現していると言われており、画面を見ているだけでうっとりできます。
中国と言えばチャイナドレスというイメージがありますが、実はチャイナドレスは漢族の伝統衣装ではありません。中世中国の服飾を見てみると、日本と通じるところがあり(当時の最先端であった唐や宋の文化を日本が取り入れたと言われているので通じていて当たり前ではあります)、親近感を感じます。でも、日本と違うところもたくさんあって、やっぱり室内で靴を履いたままなんですね。椅子にも座りますし、食卓テーブルもあります。髪型も結い上げているのが基本です。アクセサリーも同時期の日本では付けないブレスレットやピアスをつけています。可愛い(*´ω`*)
②スカッと劇
明蘭は主人公らしく、数々の騒動に巻き込まれます。いじめられたり、騙されそうになったり・・。しかし、持ち前の慎重さと賢さで解決していきます。その様子に毎回スカッとします。
お父さんが本当に役立たずなんです。出世しか興味がないので、家のゴタゴタを解決できません(写真の赤い服を着た人が父)。そこで明蘭が賢く立ち回るわけですね。
③いろいろ感慨深い人間模様
このドラマに限らず、中国ドラマの時代劇は登場人物の多さが特徴の一つです。明蘭の兄弟姉妹(異母兄弟含め)が5人。父と正妻、側室が1人。他にも兄の親友、その親友の甥、祖母、明蘭の腹心の従者2人、明蘭の友人、叔母、祖母の友人の孫などなどなど。たくさんの人物が出てきます。
何度も見ないと、この人とどういう関係?ってなってしまいますし、同じ人物でも統一した名前で呼ばずに立場によって呼び名が変わったりするので、脳内大混乱です。
でも、これだけの人数がいるのに、キャラクターをちゃんと作っていて、伏線の張り方もとても面白いです。
この時代の女性はどんな人に嫁ぐかで一生が決まってしまいます。結婚せずに生きていく道がほぼ有りません。そんな中で、どんな人に嫁ぐか、理想の嫁ぎ先について言及しているシーンがたくさんあります。相手の家にはどんな姑がいるのか、妾を寵愛しているか、自分の家との格は釣り合うのかなど、相手の家の内情をよく知ったうえで嫁ぐのが、この時代の女性の処世術のようです。
最後に
中国時代劇ドラマは、魅力がたくさんあります。ここ数年間の私のお気に入りである『知否知否应是绿肥红瘦』についてご紹介しました。いかがでしたか?
ちなみに、この明蘭を演じた女優 趙麗穎(チャオ リーイン)さんは1987年生まれで、このドラマの収録は31歳の時でした。童顔で声も可愛らしく、全くアラサーには見えず。10代の役をしていてもそこまで違和感がありませんでした。さすがです(;^ω^)
今ならNetflixで日本語字幕付きで見られますよ。機会があればぜひ見てみてください!
それではこのへんで。