【MSGEX】9th Album「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」Recording Notes & Behind The Scene-Day7-

こんばんは。MSGEXのGAKUです!

バンド出身。今回のM3-2022春に関する活動の中でも、いろんなところから聞こえてくる言葉。恐らくM3など現在同人界隈で活躍されている人の中でも、バンド出身の方は少なからずいらっしゃるんじゃないかと思われます。僕も、その一人です。

学生時代のバンド時代の仲間たちとは、転勤やら結婚やらで次第に離れ離れになっていき、遂に一人残された自分は、2017年を機に同人活動に活路を見出すことになりました。

ただ、全て打ち込みで制作するのではなく、せめて1曲2曲だけでもバンド形態で制作をしたいという僕の要望を受けて、ご紹介いただいたのが4人の現役バンドマンでした。

そのうちのお2人は、昨日正式告知がありました M3-2022春 第二回メタルコンピ「Xoul's Xrucible」への参加楽曲「Forevermore -2022 Short Mix-」にもご参加いただいています。

「Forevermore」のオリジナルバージョンを含む、お2人が参加されたMSGEXの楽曲については、「Day2:Make me Cinderella feat.まるもこ, あいの & カシムラ」でご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!

Bass:Naoki(ex.ANCIENT MYTH, Lacroix Despheres)

Drums:敦紫(ex. ZipRipFuzZ, Union Univese)

そしてもうお2人は、出会った当初は同じバンドのメンバーでした。
Bass:syunn (vivid undress / Leader)
Drums:ウツミエリ (ex. vivid Undress, Mariner Valley Cruise)

Naokiさんと敦紫さんは「MSGEX メタル部員」なんて内々の呼び方もありますが、syunnさんとウツミさんに関しては「CHRONICLE Vol.Ⅰ~Ⅲ」の中でロックを中心としつつも幅広い楽曲に参加いただいていました。ウツミさんに関しては、「Vol.Ⅲ」のほぼ全曲を叩いていただいています!

また、並行して代官山UNITで行われたvivid undressのライブに家族揃ってお邪魔し、うちの子供が人生で初めて観たライブがvivid undressになったことについては、大きくなってから誇っていいと本人に伝えてあります。

「CHRONICLE Vol.Ⅰ」Destiny-Album Mix-

「CHRONICLE Vol.Ⅲ」your

その後も当たり前のように皆さんには参加していただくつもりでしたが、一足先に「CHRONICLE Vol.Ⅳ」収録楽曲のドラムをウツミさんに収録していただいていた2020年2月頃、日本国内でも急激に〇ロナ禍が広がり、スタジオでのレコーディングを当面中止せざるを得ない状況に。

そして今回、Day5でも記載の通り、スタジオでのバンド形態のレコーディングはまたもや中止との判断に至りました。

また、その直前には更に哀しいニュースが舞い込んできました。それは、vivid undressの活動終了。


前回M3-2021秋までに全7作のアルバムを頒布してきた「CHRONICLE」シリーズにおいて、この4人のメンバーの存在が僕には不可欠でした。

例え正規のメンバーではなくても、スタジオで作曲やアレンジ制作をしていて困ったとき、煮詰まった時、ちょっとしたアイデア、ご自身のパートからの視点でのアドバイス、あるいはふざけた冗談を言い合って遊ぶなど、あくまで仕事、という割り切りではなく、同じバンドマン、同じミュージシャンとしての接し方をしてもらえて、当時長年のパートナー達を次から次へと失い(決して喧嘩別れなどではなく、仕事の都合で転勤とか、結婚して実家に戻るとか、メンバー通しが決して離れることを望んでいた訳ではなかっただけに余計に辛かった)、孤独感の塊だった僕は本当に救われました。

この4人のメンバーとの出会いがあったからこそ、今がある。


本日ご紹介するのは、新譜「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」の中では最後の楽曲となります「Running On Fire feat.咲良ゆの」!


咲良ゆのさんとの出会いは、M3-2021秋で頒布された2枚のアルバム!!

U-RASIAさんの「U-RASIA Autumn 2021 MIX」より「Breakout destiny」!
伊藤由宇さん手掛けるDigital J-Popの上で可憐に舞うようなゆのさんのボーカルが映えるアルバムの1曲目!

s1douさんの2nd Album「Strella」より「Stella feat. 咲良ゆの」!
HeavyなHard Rockのオケにゆのさんのハイトーンボーカルが冴えるアルバムの1曲目にしてアルバムタイトルソング!!

そしてもちろんゆのさんの2nd Album「Replica Blue.」!お気に入りの楽曲は「MY DISTORTION」!ここで英詞を歌唱されていたことが、その後のオープニング&エンディングインストにて英語ナレーションをお願いすることに繋がりました✨

これらの楽曲を聴いてすっかりゆのさんのボーカルに魅入られてしまった僕は、歌唱をご依頼させていただく気満々でした!

が、当初今回のアルバムは、インスト2曲+歌モノ5曲の7曲構成を予定しており、最初と最後にインスト、真ん中に僕ボーカルの曲を配置して、その前後で2曲ずつ女性ボーカルソングを配置する想定でした。

その後、僕のボーカル曲がBPM140程度の4つ打ちElectorinicaを予定していたのが急遽ダウナー系楽曲に変更となったこともあり、歌モノ5曲中ミディアムもしくはバラード系の楽曲が3曲という比率になり、さすがにこれではアルバムのバランスが悪いなぁ、新企画第一弾としてはさすがに勢いやインパクトに欠けるなぁと感じ、悩みに入っていました。

しかしながら、この時点でゆのさんは僕の中では

「次回M3作品(順当にいけば2022冬)で歌唱を依頼させていただきたい方リスト」

に挙げさせていただいており、今回の2022春で依頼する予定はありませんでした。

転機が訪れたのはこちらのツイート。

(心の声)
がくA「歌いたい、ですとっ!?」
がくB「いやいや、すぐ著名な方から依頼いく流れでしょー、これ」
がくC「元々次回お願いするつもりだったんだし、ダメ元で当たって砕けてみりゃいいんじゃないの?失うものなんてないんだし」
がくALL「賛成ーっ!!!」

で、DM送付。今見てもめちゃめちゃビジネス文書かと思うくらいガッチガチに硬い記述でしたが、幸いOKしていただけて、先にボカデュオで一緒にやらせていただくことが決まりました!

その後、M3の制作とボカデュオのチーム立ち上げに同時並行で奮闘していた頃、ゆのさんがこんなツイートを。

「なーにーっ!!?」

いややっちまってないですけどw 速攻DMで「今からでもご依頼、間に合いますか?」ということで、M3にも参加していただけることに!これはカッコ良い曲を書くしかない!と決して余裕がある訳ではない状況でしたが、やる気だけは燃えに燃えていました!🔥


この頃、アルバムのバランスを考える中から、やっぱりかっこいい系のロックを入れたいなぁと考えている中、浮かんできたのはvivid undressさんの姿。

昨年、解散ライブはチケット完売で行くことができなかったのですが、幸い全国ツアー中の東京公演、下北での公演チケットをゲットすることができて、観に行ってきました。

もちろん制作にご協力いただいたことがきっかけではあるものの、それを抜きにしても彼らはカッコ良く、またメンバー個々の技量が高いことから様々な曲調を無理なく自分たちの色を出しながら変幻自在に演奏する様が本当にカッコ良くて、解散するのがとても残念な反面、解散ツアーのライブを笑顔で演奏できているメンバーの皆さんを見て、ある意味幸せな着地を迎えられて本当に良かったと感じました!✨

もちろん、当然裏側では様々な話し合い等があったかと思いますが、その結果を各自が割り切れていなければ、ライブ中にメンバー同士が笑顔でコミュニケーションを取るなんて絶対無理なので。

バンドの人間関係って、例え長年の積み重ねがあったとしても、壊れるときはほんの一瞬。。。


これまで何度かAlternative Rockを作ろうと思った時があったのですが、自分の中では椎名林檎さん、そしてvivid undressさんのイメージが非常に強く、作っていてもどうもそちらにメロディやアレンジが引っ張られているような気がして、誰にも聴かせないまま封印した曲がいくつかあります。

ただ今回はすでに活動終了後であることもあり、変に気を遣う必要もなく、何かしらの影響を受けていることを素直に認めた上で作ってみようと思ったところ、意外なくらいにツルっと降りてきました✨

その後、ゆのさんにデモを送って気に入っていただけたので、そこから更にブラッシュアップをかけて楽曲を作っていきました。今回はオープニングインスト直後の2曲目に配置することを先に決めており、途中変拍子パートなどを挿入して変化をつけること等はありましたが、基本的には最初から最後まで勢いを保ったまま、最後は意外な程にサラっと終わる、そんなMSGEX流のAlternative Rockを目指しながら制作を進めていきました。それと並行してSHI-DOUさんによる作詞も順調に進み、ゆのさんにボーカル収録をお願いする運びとなりました!


ボーカル収録期間中、しきりにお互いのDMの中に登場していた言葉が

Fireします🔥
Fireしました🔥

といった言葉。

上記は確かゆのさんの最後のコーラス収録の時だったかと思いますが、これを受けて次は僕のコーラス収録の時。

ちょっと照れ隠し?にLUNA SEAのベース を担当するJさんのソロ楽曲「BURN OUT」からの歌詞を書いてみたりもしましたが、前夜に録った僕のコーラストラックを調整してた時のツイートですw

ここにも書いていた通り、そもそも僕がハイトーンもなるべく地声で、っとお願いしてしまったせいでかなりご苦労をかけてしまいました💦

ただ、地声でなければ綺麗に発声していただける音域であることはわかっていた反面、地声で高いキーを発声した時のゆのさんの声の状態を、実際に聴いて確認してみたかった、というのもありました。

そして結果、歌詞の言葉の強さや曲の勢いに負けないカッコ良いボーカルを
僕の事前のイメージを遥かに超えて披露していただくことができ、楽曲は完成を迎えました!!!ゆのさん、本当にありがとうございました!!!!


それでは最後に、ゆのさんのM3-2022春新譜をご紹介させていただきます!

咲良ゆの 3rd Album「夏色ホログラム」!お気に入りの楽曲はズバリ「夏色ホログラム」!!空いっぱいに広がる青い夏の空の下で歌うゆのさんがイメージできる爽やかな楽曲!!作詞をことのさんが担当しているのも大・大・大注目ポイントーっ!!


ということで、これをもちまして新譜「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」のRecording Note & Behind The Scene は終了となります!皆さま、いかがでしたでしょうか?

なお、すでに気がついた方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、各記事については、公開後も必要に応じて文言を修正したり、新しいエピソードを追加するなどしています。

今後も文字数の差異を平準化する方向で、特に前半に公開した投稿の更なる充実化を図っていこうかと思っていますので、暇ができたタイミングで時々見に来ていただけると、知らないエピソードが増えていたりするかもしれませんし、逆に消えてなくなってしまうエピソードもあるかもしれませんw

それでは、MSGEXのGAKUでしたー!
ありがとうございましたー!✨


PS. 明日の最終日は番外編ということで、M3-2022春の各種コンピレーションアルバムに収録される楽曲

「Healie」

「Forevermore -2022 Short Mix-」

の2曲についてご紹介させていただきます!!

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