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やっぱりスパンコール&カシミヤ

こういう「良い品」に出会ってしまうと、やはり他のものはなかなか着られなくなる。納得いかなくなる。それは、「生活水準を落とせなくなる」ことにもなるかもしれないが、中途半端なものを身に付けて中途半端な時を過ごすより、良い品を納得して自己満足で着て、しかも何年も着られるならこんな良いことはないと思う。
 同じブランドの同じシーズンの同じ色の同じ素材で同じシリーズで、、、と決めておくと、自分のクローゼットのどれに手を伸ばしてもなんでも合うのだ。

  結局「自分の究極」を見つけられず出会えず、思い付きで感覚で「あ!これ!可愛い!」「あ、これこれ」とかあちこちのブランドやテイストや店で買ってると「大量に服があるのに、どれを合わせてもパッとしない」「なんか、チグハグ」「着てて気持ち悪い」「どーして!どーしてこんなに服があるのに着るものがないの!」となる。

 私は仕事柄、それはないと勘違いしていた。でも、今年の6月から密かに「私なりの」ミニマリストを目指す過程で「全然服がないっっ!売るほどあるのに!」って、叫び、冷静になると、やはり「ありすぎるから服がないんだ」と気づいた。

 本当にありすぎて合わせられなくてイライラした。そして、それと同時にどんどん段々と私のライフスタイルが変わり、否が応でもブランドを絞らねばならない出来事も多々起きた。しかも、最高の条件で、最高の形で私をそう導いてくれる出来事がどんどん起きた。

 結果、もう「これだけにしよう」と決めた。ある一定のブランド。しかも、服からバッグから靴から雑貨からインナーランジェリーからストールからビーチウェア系や、エレガント~カジュアルもすべて揃ってて私が本気で好きなブランドを扱えるのだから、これを当分は追究していこうと決めた。

 するとそこのブランドなら何を手にしても何を合わせてもすんなり合う。あの過去のイライラは何だったんだろう。セレクトショップっていろんなブランドのいろんな会社のいろんなものをセレクトしてバイヤーが独自の感性で作り上げる商品群だけど、なんかその、考えとか概念みたいなのに捕らわれすぎてた気がする。

 前置き長くなりすぎたが、話が脱線したが、その決めたブランドのtopに来るものはまた追々じっくり綴るとして、今回のこの「カシミヤ&スパンコール」これはもう、本当にアンドレモーリスを置いてこの系統でこの価格帯はまずイタリア製ではないと思う。


クレミノというカラーはイタリアならではの
色名

 ファビアナやクチネリやアニオナやマルゴンやトネットとかロレーナアントニアッツィやそして一般的なMax Maraなども、、、ありとあらゆるスパンコールものをこの20年以上手にして見てきたけど、このアンドレモーリスでもう、相当な満足と納得。

 毎年あるクレミノというカラーでも、なるべく同じシーズンに染めた物で合わせておきたい。来年のクレミノカラーは少し染めがずれたりする可能性もなきにしもあらず。

クレミノカラーの説明。私のクレミノの原点は
Venchiのクレミノです。


 この煌めくスパンコールはある意味女性の永遠の憧れ、だと思う。
そして、やはりいつでもクレミノカラーは素晴らしい。私のお客様も最後は常にクレミノカラーに行き着く。

 スパンコール&カシミヤ&クレミノ、最高の贅沢。

END

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