見出し画像

「白くま」を食べながら思ったこと

最近のこの異常な暑さに、環境問題という観点からも日本の将来にも危機感を覚えます。

特に、小難しいことばかり考えていると、頭の中までヒートアップしがちになるのですが、そんなとき、心も身体も深部からクールダウンできるのがかき氷です🍨

日本かき氷協会によれば・・・

● 一杯200cc前後を目安に、お年寄りも子供も食べきれるサイズである
● 氷にかけた状況で0.1~0.2パーセントの塩分を含んでいる
清涼感を感じるかき氷である

一般社団法人「日本かき氷協会」

これらの条件を満たせば、熱中症対策としてかなり有効なのだそうです。

という訳で、早速、コンビニで「白くま」を買って来ました。

セイカ食品の「南国白くま」
(Photo by ISSA)

かき氷としての「白くま」という言葉は鹿児島が発祥と言われ、農林水産省のホームページにも鹿児島の郷土料理のひとつとして紹介されています。

「白熊」は、削った氷に練乳をかけ、その上にチェリーやレーズン、みかん、パイン、小豆、寒天と、色とりどりのトッピングをのせた氷菓子のことで、・・・(略)・・・昭和20年代に創業した老舗飲食店が発祥であるといわれている。

発売当初は、白蜜、赤蜜をかけたシンプルなかき氷だったが、・・・(略)・・・改良を重ねてさっぱりとした練乳ミルク風味のシロップにたどり着いた。

農林水産省「うちの郷土料理」

諸説ありますが、昭和初期、副業にかき氷屋を営んでいた鹿児島のある綿屋さんが、当時としては「高級かき氷」として売り出したのが「白くま」始まりと言われています。

鹿児島で有名なのは、昭和24年から販売を開始し、今年で75周年を迎える「天文館むじゃき」です。

先日、30数年ぶりにこのお店を訪れてみました。

当時は、人だかりもなく「ただの喫茶店」というイメージでしたが、今は、知名度と異常な暑さが相まって、並ばないとお店に入ることが出来ません。

待ち時間に、お店のモニターで、くすっと笑えるPVが流れていました😊

天文館むじゃき
(Photo by ISSA)

このPVで、一瞬、「天文館むじゃき」が出てきます(しかし、西郷さん、至るところで県民に愛されていますね~)。

メニューも進化しており、日本人らしい極め細やかで情緒豊かなセンスが感じられます🌸

バリエーション豊かな「白くま」
(Photo by ISSA)

上から見るとチェリー、アンゼリカ、干しぶどうの配置が白熊の表情に似ていることから、「白くま」の名が付けられたそうです。

「白くま」の由来
(Photo by ISSA)

レギュラーサイズを頼んでみました。

サングラスと比べたら、ちょうど人の顔ほどのサイズであることがお分かりいただけると思います。

レギュラーでこのボリュームです!
(Photo by ISSA)

お店によれば、レギュラーサイズは750ml、直径15センチ、高さ18センチということで、コンビニで買ったかき氷(140ml)の約5.4個分に相当します。

コンビニのかき氷の約5.4個分!
(Created by ISSA)

店の外でも中でも、かわいいシロクマさんに囲まれて、大変、癒やされました✨

(Photo by ISSA)

話は戻りますが、この異常な暑さの原因はCO2排出量と無関係ではないでしょう。

運輸部門のCO2排出量は全体の18.6%を占めていて、自家用車の「旅客輸送量当たりのCO2排出量」は、最も多い「130」となっています。

出来るだけ自動車のアイドリング・ストップに努めるなど、私たち一人一人が出来ることを実践したいですね🌱

木陰で「白くま」を販売するスタンドが身近になれば、それはもう立派なクーリング・シェルターです。真夏のアイドリング・ストップも苦にならず、地球温暖化防止にも寄与できると思います。

政府・自治体は、鹿児島発の新たな政策として、検討してみてはいかがでしょうか~🤗

巡視船「こしき」(PL-69)

海保の巡視船も「白くま」のように真っ白で、とてもクールですね🍀