2023秋田戦(H)34節

　ジェフ調子いいなあ。シーズン序盤は、内容がよさげなのに、なんだか勝ちに嫌われて取りこぼす試合が多かった今シーズン。ならばとチャンスを増やすしかないでしょうとコメントする小林監督。5回の決定機で点がとれないなら、10回のチャンスをつくればいいんだという心意気が今花開いてきたという事でしょうか。決してきれいなゴールだけではないけれど、このところジェフは、序盤戦で取りこぼしてしまった勝ち点を取り戻すかの如く、結果がいい方に転がってきています。
　誤解のないように、もちろんラッキーで勝ってるだけなんて思っておりませんよ。重ねてきた紙が一枚一枚積み上がって今や月間ジャンプくらいの厚みになりつつあると言えるんじゃないでしょうか。

　フクアリによく行ってます。少し寂しいのはやっぱり動員数のところ。コンスタントに1万人には届いて欲しいところだけども、最近は厳しいですね。クラブも色々イベントをやって集客してるけどもうひとつ伸び悩んでおります。やっぱり勝利。上位。昇格。タイトル。日本代表。いや、それもそうだけど、やっぱり面白いエレガントなサッカーをすることっすな。
　近づいてきてるんじゃないですか。そんな境地に。いやまだまだかな。ただ調子はいいですね。勝ってるし。

　今節フクアリに迎えたのは、一度も勝ったことのない秋田。吉田監督の独特のインタビューがいいですね。
　ジェフのメンバーは前節と変わらず。みんな調子いいよな。サイドバック壱晟はみるみるサイドバックになってるし。風間さんものってるし。前線の間で受けたり、サイドの狭いところで受けてテンポ変えたり。相変わらず小森くんの後ろからくるハイボールをビッタリ止めるトラップとか。見ていて醍醐味多いなと思うな。

　ゴールのシーンを中心に。
　ひとつ目はジェフのゴール。カウンター気味の攻撃だけど、しっかりと追い越して人数かけた攻撃でしたな。
　最終ラインからのクリアボールだけど、前線の小森くん。3人くらいに囲まれる形だけどしっかりとボールをキープしながら前進。奪われない。後ろから左ドゥドゥ。右田中が追い越す。小森奪われない。追い越した右サイド田中を選択。中央に仕掛ける田中のさらに大外右サイドを壱晟がオーバーラップ。田中から壱晟に渡ったボールを折り返す。左サイドを駆け上がってきたドゥドゥがボレーでゴールしたわけだけど、このシーンでも小森くんは中央でしっかり潰れる位置まで。いや見木も突っ込んできた。というかエリア内に4人くらいいた。やりましたな。この痛快な崩しとゴールははっきり言って最高でした。
　ただ、できる事ならサマナラでカレー待ってる時にモニターでみるんじゃなくて。反省点は、スタジアムにいるんだから生でみたかったって事くらい。

　そして、追いつかれた秋田のゴールは、しっかり取られたゴールでした。人数もいて、凌いでいたところだけど、事の発端はセカンドボールが相手に渡ったところから。この試合ほぼ初めての秋田の崩しの場面。概ね凌いだけど、こぼれ球に反応したのは秋田の選手。うまくというか強く決められたゴールでしたな。ゴリっとしたゴールで失点。もっとはっきり弾きたいところでしたね。
　この後は一進一退。だんだん秋田がイキイキしてきたので怖い試合になっていきました。

　ただこの日の試合の決着は思わぬゴールで決まりました。浅い位置から壱晟があげたクロスボールが秋田の選手にあたってオウンゴール。難しい処理のボールだったし、クロスが流れたら小森くんも突っ込んできてたし。決定機だったことには違いないね。

　このところのゴールは色んなパターンから発生していて、相手チームも対応策をなかなか絞れずに、いい感じだけど、ある程度チームとしての狙いなのか。あるいは、選手の判断でやれているのか。いずれにしろこの辺のランダム感がいい感じに作用してんじゃないかと思ってます。

　そんなこんなで、4連勝でホーム6連勝。やっぱり調子いいよ。次節はアウェイで栃木と対戦。ここ正念場。

　しっかり背中みえてきたぞプレーオフ圏内。
行きたいな。栃木。