2023ヴェルディ戦(A)39節
実際のところ、ショックはショックなんですけど、どういうわけか、そこそこ冷静な自分もあります。
ヴェルディは上位のチームで試合内容を見ても、概ね劣勢にあった。そんな中、サッカーにはよくあることかもしれないけど、スーパーなゴールで先制できた。そして同じようなスーパーなゴールがもう一つ入った。だから勝てたのかもしれないし、そういう気持ちになるのは当然の事だと思う。
だけど、やっぱりチャレンジャーだったという事が身に染みたというか。
まず。
ジェフはこの試合で2つの翼というか、両サイドのスピードスターを欠きました。右の田中、左の日高。田中は累積で日高は情報がないけど、インフル的なやつなのかな。ちょっとわからない。そこで、右サイドにスタートから入ったのは、古巣対決のトシさん。日高のところには左キックの冴え渡る佐々木。それを埋める形でセンターバック左にはメンデス。
この事で、ジェフの両サイドの選手の特徴は大きく変わります。
トシさんのところは、スピードはあるけど、田中とは違ってどちらかといえばテクニカルな選手で、最近では、途中交代で最後に変化をつけるような役割を担っていました。あとは、プレスキックもとてもいいんだけど、田口さんもいるから、限られたチャンスではなかなか見せ場も少なく。
何より気になったのは、やっぱりちょっと調子悪かったのかな?そんな印象です。前半で終わってしまったしね。
左は佐々木。スピードはあまりないけど、精度の高い左足からのフィードはおもしろかった。日高には無い展開を作れる選手です。
試合の展開とすれば、ほぼヴェルディの時間でした。そんな中先に生まれたゴールはジェフ。ドゥドゥ。
ミドルで相手選手に当たりながらも、ゴールに吸い込まれたシーン。しかも同じ時間帯に同じようなゴールが2つ。
さすがと言っていいほどドゥドゥの個のチカラが爆発したシーンだったし、いつも奪うゴールとは一味違うゴールが続きました。ペースが握れない中で取れたリードだったのですが、まだ前半20分。しかも崩したゴールじゃ無い分、1点失ったら景色が一変するような展開です。
そして後半。さらに追い風が吹きそうなシーンが待っていました。
正直、ヴェルディにとっては、してやられたPKだったと思います。呉屋もうまく身体いれたし、ドゥドゥのボールも確かに良かった。ジェフから見れば、よし!PKってシーンだったけど、あの接触が無かったとしてゴールに繋がったかというとちょっと微妙な気もする。つまり、そんなPKだった。だから、外れてしまった時も、なんかしょうがないかなっていう感情もあったのが正直なところです。もしかして、入っていたら勝ち点3を拾えた試合になったかもしれない。
ここから先はただの妄想の話だけど、シーズン最後にプレーオフまで行けたとして、そこでまたヴェルディと戦うとなった時に、試合で圧倒されつつも勝利したという実績は、かえって足枷になる気もするので、このあと、追いつかれて、負けてしまったことは、ある意味でプレーオフにむけて、ふんどしをきつく縛り直すいい機会になったと。
私はそんなふうに捉えています。まさに待った無しの状況があと3試合+2試合。ほぼ2位は薄くなった今。慢心を与えない形を継続できたのは、結果的に良かったと。シーズン終わりにいいたい。と気持ちを納得させているわけです。
これ勝ってれば2位だったのに。とかならどんな形であれ、勝たなきゃいけないっていいきれたんだろうけど、清水の圧勝で状況も変わりつつある中で、この結果となったのは。うん。そういう形で受け入れればいいんじゃないかって。そう思う事にしました。
ヴェルディ強いですよね。あのPKストップも相手を褒めなきゃならないし。
失点の形はともかくとして、内容みれば、妥当な失点数だったような気もします。できればヴェルディには、2位までいかず、プレーオフでリベンジしたいところです。
3つのゴールは魂みたいなもので取られた気がするな…
ああ。緊張した。