2023磐田戦(A)32節
雨のヤマハスタジアム。なんとなくアウェイ磐田戦は印象が良い。それはなぜなんだと回想。そして調べてみたら驚きの事実。
はっきり言ってほとんど勝ってない。じゃあなんでかな?と思ったら2020シーズンのアウェイ磐田戦の印象が強く、その他の記憶を消してしまったんだという事です。
人間はいいことばっかり覚えてるもんなんだって。
あの試合は、僕らの川又さんがスタメンで、安田のミッチーさんもスタメンで、田口さん含め古巣対戦の選手が多い試合でした。ユンさんの最初の年。まあ撃たれまくったけど凌いだのが良かったのと、何よりも取ったゴールと決めた人が良かった。まずは、我らが川又さんの気合い充分、気迫のこもったゴール。自陣で受けた川又さんが山下選手に預けて、再び川又。浮き玉のボールをトラップで浮かせて、ディフェンスを一枚交わしてバシーン!痛快ゴールでした。
そしてもう一つ。よくないミスで同点になったチームのどんよりムードをみんな吹き飛ばすミッチーのゴール。なんと自陣から全部ドリブルで突っ込み、漫画みたいなドリブルシュートが炸裂しました。このゴールもすごい勢いで追走するほかの選手がお膳立てになったのもまた印象的でした。その中にすごい勢いとすごい顔で走る川又さんの姿があったのは、言うに及ばずです。
そして今年。ホームではうーん。いい試合なんだけど勝てない試合。を展開しました。失点はセットプレー絡みでジャーメインさんにやられた。ジェフもブワさんの惜しいシーンや西久保くんの惜しいシーンや。
結局取りきれず終わった試合。椿さんのスーパーカウンターなんかも炸裂してたんだけどな。勝てなかった。
今節の対戦では、ジャーメインさんが出場停止というのも含め、ジェフもホームで躍動したと先ほど述べた、ブワさんも西久保くんも椿さんもみんなどこ行ってん?という状況に。
まあそれも仕方ない。安定してますからね今のメンバー。バランスがいいんですかね。田中選手のコンディションの良さや、ドゥドゥの短時間でのフィット能力ハンパない。あとは右サイドバックへのコンバートをそつなくこなす2の継承者。壱晟さんの台頭も嬉しき誤算です。2を引き継ぐはずだった大岩さんや、外国人のゲリアさん。あっという間にいなくなってしまって、いったいジェフは2を何だと思ってんだ!と密かに感じていましたが、ようやく、ようやく中西、坂本の血を受け継いでくれそうな男が現れたんじゃないかと。壱晟さんはそんな男に変貌しつつあります。今日もシュート惜しかった。4点目入ってたら違う展開だったかもしれません。
1点目。最近とっても好調な風間さん。アフター結婚発表のあとから絶好調ですね。
開始早々にキーパーが落ち込みそうなあのゴールを決めるのはさすがです。ただ磐田のキーパーは特に引きずりもせず、その後スーパーなプレーを多く見せてました。どちらも見事。
2点目。ドゥドゥのゴールだけど、ショートカウンターに持っていく前の奪うところもそうだけど、奪ったあとの前がかりになるところで、やり切るという意識が非常に高いですね。特に前半。躊躇しがちな部分もあると思うんだけど、信じてリスクを冒してでも、突っ込むぞ!が共有されたシーンでした。ビルドアップのところ隙を逃さず突っ込む田口。こぼれに反応して受けたボールをしっかり前線の小森につける田中。そして、小森の仕掛けからこぼれてくるボール。もしくは抜け出す小森をアシストするようにインナーラップするドゥドゥ。結果的にはそのドゥドゥにちょうど良いボールが足元に。小森から出るかどうか。奪われずにボールがでるかは、難しいような判断だと思うけど、信じて走ることで、素晴らしいゴールになりました。
そして、圧巻の3ゴール目。自陣で守備のセットプレー。磐田の選手がハンドじゃねーか!と騒ぐ隙に日高大のスーパーダッシュが火を吹きました。椿選手や田中選手も速いんだけど、彼のはひと味違うスピード感がありますね。
しかも、ドリブルの方向も、ちょっと開きそうな位置どりを仕掛けながら相手の前を走り続けて、コンタクトすることさえできませんでした。その前の佐々木からのボールも絶妙だった。いやはやいいもの見ました。
ところが後半は、ほぼずっとヒヤヒヤしました。磐田強し。ただ失点も反省点があったし、どうにもならないゴールというわけではないように感じました。どちらかと言うと追加点のチャンスが劇的に減っちゃうような展開の方を改めたいところです。
一つ目の失点は、よくわからない間に。局所的にみれば、ゴールキーパーの判断のところ?パンチングじゃない選択はあったのかどうかというところはあろうかと思うけど、ただ、その前に結構自由にゴール前に放りこまれちゃってたので、ひとつ前のブロックのところの方に着目した方ががいいすね。サンドバッグとまではいかないものの、オフサイドに救われたちょっと前のプレーもそうだけど、前半と違って前線からの圧力が下がってからは、ずっと苦しかったので。
2つ目の失点は、スーパーゴールではあったけど、左サイドから相手選手が切り込んできた時に、縦方向への警戒というより、ブロックするというより、あわよくばボール奪おうという動きでパクりと食いついたところ、ゴール方向を結果的に開けてしまい、スーパーゴールになってしまったと。そんな風にみえました。相手ゴールキーパーから1発でいい玉届いてそのままゴールまで持っていけるわけないだろ的な心理なのかどうなのか。しっかりかわされ、スーパーなゴールとなってじいましたね。。残念な対応となってしまいました。
このあとはもう。
とにかく凌げてよかった。という試合。雷の影響でハーフタイムで1時間くらい休んじゃったから、固まってしまったところもあるのかな。まあそれは磐田も一緒だからね。とにかく、こういう試合でも勝てたという事実が大きいんだ。
次節は大木サッカー。熊本。天皇杯戦ってるから、少し連戦でコンディション的には有利と言えるかもしれないけど、やっぱり攻撃的な面白いサッカーするチーム大木は手強い。とにかく勝ち続けてプレーオフ圏内にまずは入りたい。
いや入らないと。