Wii is KAWAWii
Wii。忘れもしない。階段をあがって自分の部屋のドアを開ける。その白いパッケージが机の上に置かれていた……親からのプレゼントだった。ゲームキューブとはがらりと変わったデザイン。真っ白な本体。その体がゲームディスクを吸い込むのだ。オモチャらしさが減りスマートな機械になったように感じた。起動音もホーム画面もスマートさが醸し出される。コントローラーはリモコンとヌンチャクという特殊なカタチ。ゲームキューブのコントローラーと違いすぎてこれでゲームできるの?と思ったが全く問題なかった。むしろ無線接続、モーション操作でより快適にゲームプレイができた。ようするに自分をアップデートすれば問題ない。最近のはなしではSwitchのJoy-Conが小さすぎてプレイしづらいと思っていた。しかしJoy-conの軽さ、HD振動、ジャイロセンサーで快適に遊べることに気がついたのだ。むしろこれじゃないと快適じゃないと思うようになる。操作感覚が変わると混乱するが、変わることには十分意味があるのだ。変化は新たな快適さ、新たな体験をもたらす。電子書籍だってそうだったろう。常に新しいものに触れてアップデートしよう。Wiiはゲームキューブと比べてオモチャ感が減ったがリモコン、ヌンチャクといった独特のデザイン、斜めに設置するスタンドがありどことなくかわいい。いやかわWii。
たしかWiiではじめて遊んだのは「Wii Sports」だった。ゴルフやボクシングを遊んだ。体感操作なので実際にゴルフやボクシングをしているみたいに動いた。その様子をみて親はゲラゲラ笑っていた。友達の家でもやったが友達もゲラゲラ笑っていた。なにをしているのかわかりやすいゲームだった。遊んでいる人以外も見て理解できて楽しめるゲームとして優れていた。
他に遊んだのは「スーパーペーパーマリオ」だ。ペーパーのような平面で構築された世界とキャラクターが登場する横スクロールアクションアドベンチャーだ。リモコンを横にして遊び、リモコンをテレビの画面に向けるとポインターがでて敵の情報を調べられる。とにかく線で構築された独特な世界でBGMが特に良い。拠点のハザマタウン、最終の暗黒城とか特に好き。ストーリーが終わりエンディング後の世界を冒険できるのもよかった。他のキャラのその後が見れるのだ。わたしにとってエンディング後の世界を遊べるゲームははじめてだったので非常に印象に残っている。ドドンタスが一番すきです。いちいちポーズを決めるのがかわいい。カメレゴンのねこメイドロボ、マネーラ、ナスタシアもすきです。ルイージに類似した謎の男ミスターLもすき。敵幹部全員かわいいのでプレイし終わると全員すきになるよ!
あとわたしが遊んだのは「大乱闘スマッシュブラザーズX」だ。なんとWiiのゲームは3本しか遊んでいない!他にも面白いゲームはあるのにもったいないとお思いのかたもいらっしゃるだろうが当時はゲームは1時間と決まっていたのだ。お金も自由に使えなかったから仕方がない。わたしはこの3本のゲームをしっかり楽しんだ。それでいいのだ。ゲームというもの(そもそも娯楽)は個人が楽しむものだ。遊ぶ数ややりこみ時間は楽しむ要素の一部分に過ぎない。わたしは今もゲームをやったりやらなかったり気ままに楽しんでいる。Wiiはスマートさと分かりやすさがありかっこいいゲーム機だ。リモコンやヌンチャクも手軽で柔軟な操作ができてよかった。ちなみにその後発売されたWiiUをわたしはWiiのモデルチェンジだと思ってしまい購入しなかった。DSに対するDSi、LLみたいなものだと勝手に思っていた。ちょうどTVゲーム機に対する関心が薄れていた時期だった。今では後悔している。最近はゲームの関心が高まっている。このnoteを書いたのもその影響だ。Wiiはわたしに今までにないゲームの遊び方を教えてくれたゲーム機だった。コントローラーもかわWiiくてよい。遊んだ3本のソフトも非常に楽しかった。以上Wiiの思い出でした。さらばだ。