3.11 あれから10年
おはようございます。
腰痛もだいぶ治ってきたさかまさです。
毎日トレーニングを続けているおかげで身体がごつくなってきた気がします。
今日は少しトレーニングの話から、昨日あった出来事を書いていきます。
昨日は3月11日。
説明するまでもなく、東日本大震災から10年、という日でした。
当時私は高校1年生。
午前授業が終わって午後は学校のグラウンドで部活の練習をしていました。
私はAチームに入っていたものの次の日から始まる御殿場遠征のメンバーに選ばれるために最後の紅白戦に臨んでいました。
練習中、何気なくスローインを受けに行った瞬間に、
「あれ?今揺れへんかった?」
と感じチームメイトに言ったところ、
「気のせいやろ。」
と言われました。
そのまま練習が終わり、メンバー発表の時間です。
私は同じポジションの同級生が発熱で欠席していたお陰もあり、
見事メンバーに選ばれました!
部活帰りに友人と駅のマクドナルドにいると先輩から1本の電話が。
「明日の遠征無くなったって。」
追加招集で浮かれていた僕を先輩がドッキリをしかけてきた、と思って最初は信じませんでしたが、家に帰ってテレビをつけると、
「あ、ほんまやわ。」
どのチャンネルも津波の映像。
遠征どころやないと思ったことを覚えています。
そこから月日が流れ、大学2回生の3月11日。
私は一人で仙台に行きました。
何のあてがあるわけでもなく、往復の航空券だけ購入し、宿は当日素泊まり、カプセルホテルなどで過ごしました。
仙台駅前など繁華街は震災の後が感じられることはなかったですが、
ひとたび、街を離れ震災の被害が甚大な地域に行くと、
震災の恐怖、爪痕がそのまま残っていました。
そして昨日。
私は教員として東日本大震災を伝えるべく、部活の練習前に部員・スタッフ全員で黙祷を捧げました。
生徒は東日本大震災発生当時は小学校1年生以下。
昨日が何の日か知らない生徒も多く、少し寂しい気持ちもしました。
ただ、今年はコロナ禍で大きな活動の制限がある中で、当たり前の日々に感謝するきっかけにもなりました。
当時高校生だった私が東日本大震災を通して感じた、当たり前の日々への感謝。
コロナ禍を通して感謝の気持ちを持てるようになった生徒達。
今年はそんな当たり前の日々、1日1日を大切に過ごしていきたいと強く思える年になりました。
最後になりましたが、犠牲になられた方々に、心より哀悼の意を表します。1日でも早い復興を願ってやみません。
今日も最高の一日に。