長編ミステリ小説のボツ構想
長編ミステリ小説の構想を一年間、練ったが、結局、形にならなかったので供養する。ただ、いつか掘り起こすかもしれないので、ふとしたときに見返しやすいように要点をまとめておく。
テーマ
SNSによる予告殺人事件の謎を、超能力者の高校生たちが解き明かす、異能系の長編ミステリ。
物語の軸
超能力×ミステリ
人間の醜さ(SNSの悪意と人種差別。超能力者である主人公たちが、殺人事件の捜査をし、解決するのだが、その行為自体がSNSで叩かれる)
主人公とヒロイン(あるいは、追加で生徒会長と副会長)の恋愛模様
書きたいこと
SNSによる匿名の誹謗中傷、悪意を、痛烈に批判する寓意
主人公とヒロインの恋愛模様
超能力をうまく活用した、事件の推理、解決
超能力の「否定派」と「推進派」による組織内の対立、抗争(超能力者に捜査協力を仰ぐ公安六課と、それをよく思わない刑事課との対立構造とか)
一般人が、超能力者をうっすら差別する、人種差別問題(
一般人が超能力者を認知する世界観だと、事件が盛り上がらないから諦める。いや、「能力者は、他人(日本人)を攻撃できない」という制約を社会が認知していれば、大丈夫か。その制約を超越してきた殺人事件だからこそ、社会はパニックになり、能力者に対する敵対心が生まれるのではないか)社会を恐怖で震撼させる、劇場型の無差別連続殺人事件
高校生たちの、不器用で、粗削りだが、自分の気持ちに真っすぐな青春劇(主人公グループの一人が殺人犯だとしても、それは、彼(彼女)なりの正義感を動機とする)
SNSによる予告殺人と、被害者のミッシングリンクの謎
ヒロインに命の危機が迫る展開(誘拐されるか、予告殺人の対象となるか…)
全員の能力を使って、ちょっとした事件を解決する、痛快なエピソード(さらに、本筋の事件のなんらかの伏線を兼ねる)
個性豊かなキャラクターたちの、バックボーン(超能力者であるがゆえの苦労、イジメの過去、家族との距離感など)
犯人に追いつめられるけど、最後は謎を暴いて、大逆転する展開
主人公たちも、同じ高校の生徒たちから、誹謗中傷の的にされる(「学校裏サイト」はレガシーだから、LINEの「OPEN CHAT」をモデルにするか? いや、無理にSNSを使わないで、陰口くらいでいいかも)
超能力者は、戦時下の人体実験によってうまれた(超能力者が現代まで歩んだ悲惨な歴史を書く。人権は1970年、選挙権は1990年代に得た、とか。黒人と女性差別をモデルにする)
第二次世界大戦中に活躍し、影の英雄となった超能力者の存在(歴史からは抹消されている。その英雄の能力を、ヒロインは受け継いでいる)
アイドル(歌手)になるために、自分が能力者であることを隠して生きていた女子高生(その後、能力者であることが世間にバレて、SNSで痛烈に叩かれた結果、自殺した?)
どんでん返し(意外な犯人)
殺人事件とは別の、物語の根底に潜む、大きな謎(そもそも…、みたいな。風呂敷広げすぎだったら、なくてもいいけど、んー、物語の厚みがほしいかも)
ドラマティックな五人の出会い(ふわっと出会っても面白くないし、5人がそれぞれ、能力を使って一つの同じ事件を捜査していた過程で出会わせるか? いや、ブギーポップのパンドラと被りたくないな。。。)
能力は、親から子へ、継承される(結婚の自由はある。国が管理することで、なんとかなってる)
書き出しで、人を殺す。あるいは、死体を登場させる
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