【F1 Rd.21 サンパウロGP🇧🇷スプリントレースハイライト】
TOP3
激戦となった今年最後のスプリントレース、闘いを制したのは王者マックス・フェルスタッペン🇳🇱(レッドブル)!スタートでホールショットを奪うと後続のプレッシャーを受けながらも見事にレースをコントロール。
2位に入ったのはランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)。最終的に4秒のギャップが開きはしたものの、中盤までのノリスの速さは「もしかして初のトップチェッカーある?」と期待をさせるものでした。
そして3位にはなんとイタリアGP決勝以来のトップ3フィニッシュとなったセルジオ・ペレス🇲🇽(レッドブル)!ここ数戦思うようなが出せてませんでしたが、久々に活き活きした走りを見せてくれました。
全体順位/ハイライト
レースを終えての全体リザルトはこちら。
今回のレースは終始あちこちで抜きつ抜かれつ、サイドバイサイド、テールトゥノーズのバトルが勃発し非常に見応えのあるレースとなりました。
ノリスがPPでしたがスタートダッシュを決めたフェルスタッペンがホールショットを奪い先頭に躍り出ます。
いつものフェルスタッペンならここから一気に後続を引き離すのですが、今回は思いの外そうもいかず、後続も食らいついてきます。
2周目に突入するところでラッセル🇬🇧(メルセデス)がノリスを抜いて2番手に躍り出ます。不調な昨シーズンもこのブラジルだけはやたら速かったメルセデス、今回もその速さを見せつけてくるのか?
スタートでポジションを3番手から5番手に落としていたペレスでしたが、4周目にはハミルトン🇬🇧(メルセデス)を交わし4位へ浮上。さらにルクレール🇲🇨(フェラーリ)もハミルトンを狙っていきます。
一方の上位争い、フェルスタッペンを攻めるかと思ったラッセルでしたが5周目に入ったところのターン1でノリスが仕掛け2位を奪い返します。メルセデス、思ったほど伸びてこない…
さらに8周目、今度はペレスがラッセルに追いつき3番手のポジションを狙っていきます。ターン1でラッセルを交わしたかに思えたペレスでしたが、ターン3−4はDRS区間。ラッセルに背後を取られ3番手を奪い返されます。
ホームストレートで抜いてもすぐに次のDRS区間があるので攻め方は考えないといけない、読み合いのバトルになっていきます。しかし10周目、ペレスは改めてターン1でラッセルをクリアし今度こそ3番手へ浮上します。
14周目、今度は8位までの入賞圏を争うところでバトルが激化します。
ターン2でリカルド🇦🇺(アルファタウリ)がサインツ🇪🇸(フェラーリ)を交わして8位に上がりますがすぐにターン4で抜き返されます。その後のターン8で今度はピアストリ🇦🇺(マクラーレン)がリカルドの隙を突いて9番手へ浮上。リカルドは10番手へポジションを落とします。
またその後ろではアロンソ🇪🇸(アストンマーティン)がガスリー🇫🇷(アルピーヌ)を交わして11番手へ浮上。勢いのある走りを見せます。
その後も様々バトルがありましたが、終盤はさらに激化。
ルクレールはなかなかペースが上がらないハミルトンをパスし5番手へ浮上。レース終盤のハミルトンは他車と比べ1秒もラップタイムが遅く、もしかしたらタイヤが終わってしまっていたのかもしれないですね。
また3位争いも激しく、ラスト4周に渡ってペレス対ラッセル対ルクレール、レッドブル対メルセデス対フェラーリの攻防。いつどこでポジションが変わっても不思議ではない接戦を披露。手に汗握りました。
また我々日本人を興奮させたのは、角田裕毅🇯🇵(アルファタウリ)の走りではないでしょうか?
終始レースペースは良く、スタートでルクレールに先行されはしたものの7番手をキープ。格上のサインツを引き離す速さを示してました。
21周目、ハミルトン-ルクレール-角田と続いてましたがペースの上がらないハミルトンをルクレールがパス、そして角田はすぐにハミルトンの背後を取ります。ターン12を回ってアクセル全開のセクター3に入ると角田はDRSを使って一気に加速。ターン1のブレーキングを待つことなくハミルトンを交わしスタートポジションだった6番手に戻ってきました。圧巻のパワーでしたね。
最終的にレースはフェルスタペンがノリスに4秒のギャップを築いてフィニッシュ。決勝レースに向けて弾みをつけました。
スプリントレースではありますが角田は前戦メキシコシティGPでリカルドがマークした今季チーム最高位を更新し6位でフィニッシュ。チームに貴重な3ptを持ち帰ってくれました。またドライバーズランキングとしても、11ptでボッタスを抜いて14位へ浮上。13位のアルボンは27ptと離れているので、よほどのことがない限り角田は残りのレースでボッタスやヒュルケンベルグとランキングを争うことになりそうですね。
さて、白熱のスプリントレースも終わり残すはいよいよ決勝。このスプリントレースがバチバチだっただけに決勝はどんなレースを見せてくれるのか非常に楽しみですね!
決戦は日本時間26時(深夜2時)スタート!
※サムネイル画像はF1公式HPより引用。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?