24-65. 今日もまた腕のなかで
長女が5歳くらいだったかな〜。暑くもなく寒くもなかったから、夏の終わりくらいだろうか。
金曜日の夜だった。旦那さんは飲み会で不在で、夕飯を作る気力もなくて、2人っきりで近所のサイゼリアに食べに行った。
帰り道はすっかり日が落ちて、空を見上げると三日月がぽっかり浮かんでいて、それがとにかく綺麗で、2人で夜道を歩くことなんてないから娘も楽しそうで、わたしはワインを1杯飲んでほろ酔いで、2人で笑って手を繋いで歩いて、とっても楽しい夜だった。
帰宅したのは19時ごろかな。そんな時間に帰宅してもバタバタしない夜を過ごせるようになったときに『あぁだいぶ子育てが一段落したんだなぁ』と思った記憶がある。
次女はあと1週間で生後3ヶ月。
産まれてすぐは夜間授乳も術後の身体もしんどすぎて「はやく生後3ヶ月になってほしい…そしたらだいぶ楽になるんだろうな〜まだまだ先だ」と思っていたけど、それはもうすぐ手の届くところに。
赤ちゃんと外に出るのは大変なので、わりと引きこもっている毎日は、平和で単調で、退屈だ。
そんなわたしに、ひとつ夢ができた。
この子が5歳になったら、今度は3人で金曜日の夏の夜にサイゼリアに行こう。
そしてほろ酔いのテンションで、今度は3人で笑いながら歩いて帰ろう。
そう思いながら今日も胸に赤ちゃんを抱いて寝かしつける、退屈で幸せな日々。