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無印良品津南キャンプ場を拠点に清津峡と越後一宮を訪れるDay2『無印良品津南キャンプ場』

津南キャンプ場二日目、手早く朝食を済ませ、二日目の最大のポイント清津峡に向かいます。
キャンプ場から約1時間の移動時間で、なんとか9時前に清津峡駐車場に辿り着きたい。

8時45分清津峡第1駐車場到着。
なんといいますか、web情報の一部に開坑時間が9時とあったのでそれに合わせてきましたが、既に開抗しており、一歩出遅れ感がありましたが、入坑時は100㍍間隔に来場者が訪れる程度。
10時を過ぎると観光バスが訪れ収拾がつかなくなります。
ここで改めて書いておきます。
・開坑時間 8時30分~17時まで(最終入場は16時30分)
・12月~2月末 9時~16時(最終入場は16時)
・繁忙期は事前予約制なので飛び入りは無理、​公式HP​で確認する事を勧めます
 尚、大地の芸術祭開催中の2024年7月13日(土)~2024年11月10日(日)のすべての、土・日・祝日、及 
 び、8/2、8/13~8/16、10/21~11/8 の平日も予約対象となります。

駐車場からは清津川左岸沿いの歩道を進み、清津峡渓谷トンネルを目指してください。
券売機はトンネル内にあります。
写真上はトンネル入り口で、ここから750㍍先に目的地のパノラマステーションがあります。
あの写真の場所に立つには、素足かサンダルに履き替えないと立てません。

湿気はありますが、外気温とは比較にならない程涼しいので長い道のりも苦にはならないか。
内部の照明の色合いも何種類かあり、これもアートの一環と云う事です。
途中の歩道や天井にも足跡や絵が描かれた痕跡が見られます。
この坑道左に4カ所の見晴所あり、そこから外を眺めると柱状節理の切り立った崖の下を流れる清津川が見られます。

写真は第三見晴所。
この他にもトイレ内部から清津峡が眺められるアートがありましたが、真剣に利用したい向きにはなんとも落ち着けないトイレだと思います。
そんな中、第三見晴所は何を表現したのか分からないが幻想的な空間を作り出していた。

外を眺めると目の前に自然が作り出した柱状節理のアートが迫り、その壁を削り取るように白い流れの清津川が流れています。
自然のアートに見惚れるが、まずは第四見晴所を目差します。

最深部の第四見晴所。
かみさんが是非とも見ておきたいと思っていたところです。
水面が落ち着くまで待ちたいところですが、次から次に訪れるので思うに任せない。
この場所が一番綺麗に見れるのは、恐らく雪景色の時ではないだろうか。
では、おいらも見に行ってみるか。

見晴所から自然が作り出した大地の裂け目、清津川と柱状節理のV字谷。
切り立った岩壁の左には古い観光道が見られ、更に上流に続いています。
清津峡は黒部渓谷、大杉谷とともに日本三大渓谷のひとつに数えられ、雪深いこの地の雪解け水が作り出したもので、1949年に上信越高原国立公園に指定以降、温泉街の整備とともに訪れる人が増え、遊歩道も造られましたが1988年の落石事故で通行禁止となりました。
今ではあの遊歩道を通れるのはカモシカくらい。

1996年、遊歩道に代わりにこのトンネルが開坑され、安全に清津峡の景観を眺められるようになりました。
トンネル開坑後一時は観光客で賑わうも、じり貧となり、2018年の大地の芸術祭でアートの一環としてトンネル内部を改修し、この絵が話題となり訪れる人が増えたようです。
兵庫県の玄武洞や日光華厳の滝など柱状節理は各地で見られますが、この規模のものは初めて見るかもしれない。

左が清津峡の模型。
左の大地の裂け目が清津峡で右がトンネル。

トンネル内には清津峡の航空写真や郷土の解説など展示され、子供の社会化教育にはいいかもしれません。

駐車場への帰り道、清津川の川原で見かけたカモシカ。
こちらに渡りたかったのかもしれない、しかし対岸の人影に気付き再び山に消えていった。
この辺りではこうした野生動物に出逢う事も出来るが、右の黒いのには間違っても出逢いたくない。

清津峡渓谷トンネル
所在地 / ​新潟県十日町市小出
無印良品津南キャンプ場から清津峡移動時間 / 国道117号線、国道353号線経由で約1時間程。

10時清津峡を後にして麓の「ゆくら妻有」で温泉に浸かる。

清津峡から清津川の下流15分程の十日町芋川乙にある日帰り入浴施設。
津南キャンプ場にはコインシャワーはあるものの、乗鞍のような入浴施設がなく、山を下りて最寄りの温泉に行く事になります。
こちらの施設は天然温泉の露天風呂と内湯があり、くつろぎスペースもあり一日温泉三昧も可能。
この時間だと農作業帰りの地元の方が汗を流していくくらいで、長々とくつろぐ人はあまりいない。
ボディーソープ、シャンプーもあり手ぶらでも問題なし、昼食の時間までこちらでゆっくりする。

ゆくら妻有
所在地 / ​新潟県十日町市芋川乙3263 3267
のんびり湯に浸かり、そろそろ昼食を食べに国道117号線を15分程走って「名代生そば 由屋」に向かう。

11時30分、名代生そば 由屋到着。
こちらで名物のへぎ蕎麦を食べる事に。

オーダーしたのはへぎ蕎麦中と野菜天ぷら。
へぎ蕎麦は地元の玄そばを石臼でひき、ふのりでつないで打つたもので、普通の蕎麦の印象で食べると物足りないかもしれません。
薬味ねぎとからしで食べる、そばつゆは甘めで出汁が効いたもの。


へぎ蕎麦中、玉の大きさが分からず中にしたが、ほぼ70と60歳の二人が食べるには小へぎで十分だった。
蕎麦なんですが、蕎麦の香りや風味を味わうものではなく、歯ごたえと喉越しを楽しむものかもしれない。

野菜天、ひとつが大きく食べ応えがあった。
人気店なのか他府県ナンバーの車が多かった。

名代生そば 由屋
所在地 / ​新潟県十日町市土市第4区
営業日 / 月、水、金、土、日、祝
営業時間 / 10:30〜16:00前後に閉店

蕎麦と天ぷらでお腹一杯、帰り道で今晩の食材と給油を済ませサイトに戻る事にした。

17時頃、訳あり物件D9に到着。
既に月が顔を出していた、天気予報を見ると撤収する明日は雨の予報もある。
雨の撤収は勘弁願いたいので、腹ごなしにテントのみ撤収し今夜は車で寝る事にした。

テントも撤収し、車も傾斜に合わせて移動完了。雨除けのブルーシートも張り終え日が暮れるのを待つ。
結果的に翌朝雨が降り、このブルーシートのお陰でタープ以外は濡らさずに撤収できました。

胃の中でまだ蕎麦が頑張っているので、最終日は地元のポークと鳥肉メインの焼き肉だけで済ませる。
酒は苗場山、これに漬物とチーズで完璧。
かみさんは早々と車に入り就寝、家から持参した薪も燃やし切りたいので一人黙々と火を焚いていた。

この晩は前日の様な星空は望めず、黒雲の先に遠く稲光も見え、やはり明日の雨は避けられそうにないようです。

訪問日 / 2024/07/19

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