ヒットを生み出す『プロダクトマネジメント大全』リリースしました
ヒット商品を作るための『プロダクトマネジメント大全 1.0 上巻』をリリースしました。本書は、大ヒットするプロダクトを生み出そうと悪戦苦闘しているリーダーのための本です。
プロダクトをヒットさせる活動の障害となる現代企業が抱える未解決問題と解決、そしてヒットに不可欠なテーマを解像度高くひとつずつ検討していきます。
一言で、プロダクトマネジメントチームの打ち手を何倍にも増やします。
上巻 注文を殺到させる技術と科学
上巻ではプロダクトをヒットさせることがテーマです。特に既存のプロダクトを様々な角度から捉え直せると思います。
こういった悩みに効きます。
「良いプロダクトなんだけど売れない! 売り方が分からない」
↓
「プロダクトも顧客が分かっていなかった! 今では顧客が中心だ」
「なんとか顧客に頼み込んで買ってもらっていて、つらい」
↓
「今では喜んで買ってもらっていて、仕事が楽しい」
自社のプロダクトや顧客、収益、競合、セールス、そして業界でのポジションについて見直すのに役立つと思います。
このような方には向きません
本書は「売上だけ手軽にグロースしたい」といった期待には応えていませんし、「顧客が賢くなったら買われなくなる」のようなプロダクトには役に立たないでしょう。
「顧客のアウトカムを伸ばすことを通して事業を成長させたい」「プロダクトを通して顧客の能力を高めたい」という方に買っていただきたいです。
プロダクトという困難な仕事に向き合う人には助けになるように書いています。泥の中でもがく人のための本です。
「もうすこし、あらすじを知りたい」
内容の一部は講演でお話ししました。どのような問題を扱っているのかを中心に解説しています。youtubeで見られますのでどうぞ。
泥の中でもがいてきた方には「あるある!」「分かる!」と感じてもらえるところがあるのではと思います。
注意点として、本講演はソフトウェア開発フレームワークのスクラムが背景にあります。本書はスクラムやソフトウェアサービスに関係なく活用できます。
※一部録音が途切れていますが、発表内容の筋はスライドの通り進めていますので、スライドを読んでいただけたらと思います。
『プロダクトマネジメント大全』とは何か
すこし説明的なQ&Aにもお答えします。
Q.プロダクトマネジメントとはなんですか?
A.この本では次のように定義しています。プロダクトマネジメントとは製品開発、組織開発、財務、マーケティング、チャネル、セールス、顧客サポート、業務提携、企業間競争といった諸活動を通じて、現在から未来にかけて顧客の要望をこれまでにない高い水準で満たすことにより、業界内で独走状態を築くことを目標にしたマネジメントです。
Q.この本はどのような人に向けた本ですか?
次の状況下で悩みを抱えた人に効果的です。
・ビジネスや商売というものに漠然としたイメージを持っており、これから売上、コスト、利益への責任を果たさなければならないと考えている
・プロダクトに関わるなかで、行き詰まりを感じており、将来の見通しに不安を感じている
・POCをいくつも試しているがビジネスとして成立しそうなものはなく失望している
Q.さまざまなプロダクトマネジメントを取り扱う本や記事があるのに、なぜこの本を読む必要があるのですか?
A1.プロダクトマネジメントの書籍の多くはソフトウェア開発に特化しています。ところが、利益やセールスまで事業全体まで関わる書籍はなかなかありません。
ソフトウェア製品に限定した開発はアジャイルや顧客開発といったアイデアによって効果的になりつつあります。ところが2020年代に入り、既存産業(飲食や自動車、教育など)とソフトウェアの組み合わせが発展しつつあります。ソフトウェア開発に卓越するだけでは不十分になりつつあります。高いソフトウェア開発能力を利益に転換する方法を紹介します。
A2.プロダクトマネジメントを活動において避けては通れない現代企業の重大な未解決問題を扱っており、シンプルな方法で解決を図ります。
Q.この本のゴールはなんですか? 何を期待できますか?
・プロダクトをヒットさせるために必要な知識の習得
・信頼で結ばれた組織、優れた製品、顧客の喜びを生み出すこと
Q.この本を社内でも紹介したいのですが
A.プロダクトマネジメントは組織的に働きかけるものですので、様々な人とも知識共有する必要があります。
ですので、本書は著作権を越えてシェアでき、1~2ページであれば転載していただけます。
社内であれば無制限にコピーできる法人版も近日発売予定です。
※お問い合わせいただいた疑問の回答
上巻で紹介している現代企業の未解決問題は、上巻~下巻を通して解決するものもありますので、上巻では紹介のみになっているものもあります。
■読書会など勉強会の開催に気軽に呼んでください
先行版を購入していただいた方に読書会を開いていただきました。
このようなオープンな勉強会でも、クローズドな社内勉強会でも呼んでいただければできる限り参加します。気軽にお声がけください。Zoom、Discord、slackなど対応できます。
下は勉強会で自由に使っていただける素材です。勉強会の告知画像などにお使いください。connpassの画像サイズになっています。
■今後の展開の案内
上巻
読みやすくするために短いスパンで改訂をつづけていきます。近日、法人版を配信予定です。
中巻
ヒット商品を生み出すプロダクトマネジメント組織を予定しています。
下巻
ヒット商品の作り方の製品開発を予定しています。
中巻では組織作りにフォーカスを当てますが、人と人との1対1のコミュニケーションにおいては既刊『1on1大全 上下巻』が関連本になります。上巻の次が早く読みたいという方は下記をご覧下さい。
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