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まちなかで花火x星見

知人の企画で市内某所の屋上で花火を見る会をするというので乱入させて頂き, 出前(押しかけ?)星空ガイドをしました(笑).

開店準備中〜

夕方から快晴に恵まれ, 遠くに上がる花火とともにきれいな月をしばらく眺めて, さらに月明かりと街明かりにも負けず, 高感度カメラ(ASI533MC)やら魔法のフィルタ(サイトロンCometBPとか)やらの「文明の利器」にがんばっていただいてヘルクレス座球状星団M13やこぎつね座の惑星状星雲M27(ダンベル星雲), 東の空に昇ってきたアンドロメダ銀河M31などを見ていただけました.

星雲や星団など, 街中の明るい空では眼視では見えにくい対象も, ライブで数十秒の露出の撮影を繰返しながらPCで画像を重ねていくと, モニタの画像がだんだん鮮明に見えてきます. こういうのを「ライブスタック」とか「電視観望」といいます. (英語だとEAA: Electronically Assisted Astronomyというらしい)

こちら↓はライブスタックの画像を保存して, ちょっとだけ明るさとコントラストを調整したものです.

ヘルクレス座球状星団M13 (笠井102SED, 0.6xレデューサ, サイトロンCometBPフィルタ, ASI533MC, ASILiveでライブスタック) 線は人工衛星のフォトボムですTT
こぎつね座の惑星状星雲(ダンベル星雲)M27 (笠井102SED, 0.6xレデューサ, サイトロンCometBPフィルタ, ASI533MC, ASILiveでライブスタック)
アンドロメダ銀河M31 (笠井102SED, 0.6xレデューサ, サイトロンCometBPフィルタ, ASI533MC, ASILiveでライブスタック)
月や惑星は眼で望遠鏡をのぞいてもらうほうがよく見えますが, PC画面で見るのもまた一興. クレータや地名を指さして説明できるのが便利です.
アルビレオ(二重星)を見てるのかな? 二重星の美しさはカメラでは表現できなくて, 眼で見てもらうのが最高です.

そのうち土星も昇り, 薄〜い輪っかで「串刺し団子」みたいな姿を見ました.

今年の土星(当日は撮影はできなかったんで7月に撮れたのを参考に)
球状星団を見てる時かな? PC画面に映し出される密集した星の塊にざわつく人々. 自分たちもなんか密集しちゃってる(笑)

天気に恵まれた花火&星空の会でした.

【了】

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