グーグルフォームを使って授業改善する方法

僕ら教育者は今、人類の歴史上最大と言っていいほど急激な変化に立ち向かっています。

日本では、私立学校や塾、一部の地域の公立学校が始めているリモート授業。リモートでも授業を行うことができる環境が、２年前から整っていたNZの私の学校でも、課題も多く見えています。（一人一台の端末を使えるようにする方針を出した時は、ずいぶんと反発があったことが懐かしい）

まず、一番の課題は、その授業が果たしてどこまで生徒にとって質の高いものかがわからないという事。その最大の要因は、やっぱり先生方がリモート授業を生徒として体験して育ってきていないという部分が大きい。

「こういう先生嫌だった」とか「こんな授業たいくつだった」とか「あの授業わかりにくかった」とか、先生方が学生の頃に蓄積した感覚を元に自分の授業を組み立てることが多い。しかし、その体験が皆無なんです。

だからと言って、諦めるわけにはいかない。じゃぁどうしたらいいか？

そんな時に、僕がよく思い浮かべるのはこの有名な絵。

自分とみているものが同じだったとしても、生徒は全く違うようにとらえている可能性がある。

じゃぁ、どうやって生徒の学びになっているかどうか、生徒が楽しく学べているかどうかを知ることができるのか。

やっぱりそれは、直接生徒に聞くしかない。

そこで役に立つのが「グーグルフォーム」です。

グーグルフォームとは、アンケートシートを簡単に作れてしまい、さらに、集計も一瞬でできてしまう超便利なツールです。これで授業の満足度や生徒のコメントなどをもらえば、授業改善に超役立ちます。

僕は、できるだけ質問の数を少なくするようにしています。匿名でアンケートしないとあまり意味がないですし、とにかく、たくさんの生徒に答えてほしい。そして、質問の数が少ないと、質問の最後に「なにか一言ありますか？」みたいな部分に、生徒が構えずに率直な感想や意見を述べてくれることがある。

詳しい使い方は、youtubeで解説しています。グーグルのサービスなので、グーグルクラスルームとの相性も抜群で、リモート授業にはもってこいのグーグルフォーム、リモート授業が始まる前に、ぜひ使い方をマスターしてみてはいかがでしょうか？

動画の最後には、うちの学校のアンケートの結果についても少し触れています。実際に何百人という生徒が答えてくれたアンケートの結果なので、重要な情報です。ぜひご覧下さい。

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