息子と一緒にいれるカウントダウン
今年、息子が無事に高校生になりました。桜がさく入学式で高校の制服を着た息子をみて、産まれてからあっという間にここまできたな、と感慨にふけっていました。
息子は高校では野球部に入りました。中学校時代、野球部に所属しテレビで甲子園を夢中で見ていました。自分も高校生になったら甲子園を目指して頑張りたいと夢見ていました。公立高校ですが野球に力をいれている高校に入って晴れてあこがれの高校球児になりました。
夢と希望をもって入部しましたが人数も多く、息子よりも上手な子たち、かなりの長時間の練習、進学校なので勉強との両立ができるだろうか、などの厳しい現実を目の当たりにして本当に野球部を続けていけるのか当分の間悩んでいました。
色々悩んだ結果、できるところまで頑張ってみると自分で決めて野球部を続けることにしました。
3月の春休みから仮入部で野球部に入ってからつい最近まで本当に悩んでいた息子でしたが、しっかり悩むのも本人にとってとても大切な時間だと思い親の私たちは本人の意見を聞くことに専念して、特にどうしろと言うことなく寄り添ってきました。
ようやく落ち着いた息子が、つい最近「この家にうまれてよかった」といってくれました。「野球部をやめてもいいし、続けてもいいよ、やめる勇気と続ける覚悟、どちらかを選ぶのは自分だから」といわれたのが嬉しかったとのことでした。
息子にとっていい家であったのはとても嬉しかったです。なにが正解なのかはわからないけど選んだ道を自分のちからで正解にしていってほしいと思いました。
色々と悩み多き高校生でしたが最近は友達もでき、生活にも慣れてきて楽しく過ごしているようで安心していました。
先日、高校の授業でさっそく進路についての授業があったようで、息子も自分の進路について真剣に考えているようでした。
本人は将来の夢をぼんやり抱いているようで、その夢がかなう大学はどこか探していました。我が家は田舎なので家から通える大学はあまりないですが、それでも家が大好きな息子は一人暮らしは考えていないのかなと思っていました。
ですが、息子が「大学は一人暮らししたい」と言ってきました。意外だったので驚きましたが、本人に理由を聞いてみると「お母さんが全てやってくれるから、このままだとちゃんとした大人になれない、自分で自立するためにもひとり暮らししてみたい」とのことでした。
過保護だったのかな、、、と少しショックでしたが、確かに家にいると洗濯やご飯は母の私が全部やるし息子としても自分一人で生活してみたいと思うのもわかると思いました。そして息子の気持ちを尊重して一人暮らしを応援しようと思いました。
息子は長男で、わたし自身初めての子育てだったので今思えば手を出しすぎていたり、心配しすぎていたり、育児書に書いてあるような立派な子育てはできていなかったように思います。
でも子どもと一緒に、たくさん笑って生きていきたいと常に思っていたので楽しく過ごしてきました。反抗期もあったりして大変な時期もあったけどいつも楽しく生きようと努力してきました。
そんな息子との楽しい生活もあと3年か、、、と思ったら急にさみしくなってきました。さみしいと言ってしまったら子どもの自立を邪魔してしまうので、さみしい気持ちは胸にしまって笑顔で3年後送りだせるように今からしっかり思い出をつくっていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪