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娘と頭痛2

娘の症状を電話でつたえたところ、
すぐに来てくださいといわれ、急いで
むすめを連れて病院にいきました。

病院についた娘は、顔面蒼白でまっすぐ
立つのも難しく、わたしのひざで横に
なっていました。

吐き気はおさまったけど、そのかわりに
頭がわれるように痛いと、すこし歩いても
うずくまるくらいでした。

その時点でわたしは、これはもしかして
脳腫瘍か脳梗塞かも、と不安になりました。

子どもなのに,そんなことあるのかな、
と思いつつも,こんなに急にひどい
頭痛と嘔吐がおきるなんて、かなり
深刻な病気なのかもと怖くなりました。

しばらくして看護婦さんによばれて、
別室でいまの状態をくわしく聞かれました。

看護婦さんは、

「吐き気の前に目に光が入るような感じ
 になってまぶしくなりましたか?
 そのあと1時間以内に吐き気と頭痛が
 おきましたか?」

など、まさにそう!という質問ばかり
でした。そして、もしかしてMRIを
とることになるかもしれないので、
さきに承諾書をかくよういわれました。

やっぱり脳に問題があるんだ、、、
と怖くなりながらサインしました。

最後に、

「言葉がうまく話せないとかろれつが
 回らないなどの症状がありますか?」

と聞かれましたが、それは
ありませんとつたえました。

看護婦さんはわかりました、と特に
焦るでもなくいたって普通な様子で

「もう少しで先生の診察になりますので
 少々お待ちください」

といってどこかに行ってしまいました。

不安で押しつぶされそうになりながら
むすめを抱きしめて、大丈夫、大丈夫
と私は、心のなかで何度もつぶやきました。

そこの脳神経外科には、はじめて来たので
どんな先生かわからなかったのですが、
若くてとても優しそうな先生でした。

わたしは、どんなことをいわれるんだろうと
ドキドキしていましたが、先生は優しく

「今日はびっくりしたね、頭痛ははじめて
 ですか?」と言いました。

わたしは、

「はじめてで、かなり驚きました。
 むすめは大丈夫でしょうか?」

と、おそるおそる聞きました。
すると、わたしが予想もして
いない答えが返ってきました。

「典型的な片頭痛ですね」とのこと。

え?片頭痛って、、、うそ、そんなこと
あるの?と一瞬驚きすぎて固まってしま
いました。

片頭痛ってちょっとあたまが痛いとか、
確かに頭痛がひどすぎて吐いてしまう
ことがあるのは知っていたけど,目が
チカチカするとか、片目の視野がおか
しくなるなんて聞いたことない!と
思って聞いてみました。

そうしたら、先生は
「すべて典型的な片頭痛の前兆です」
とのこと。かなりおどろいたけど、
脳梗塞や脳腫瘍などの一大事では
なかったとわかって少し安心しました。

次回に続きます☆

最後まで読んで頂きありがとうございました♪




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