すべてをひっくり返すんだ
2020年、note書き初め。
自分が初めてつくった歌について、書いてみようと思います。
と、その前に。
ツイッターで話題になっている、西武・そごうの広告。
昨日、川口そごうで実物?を見てきました。
「わたしは、私。」
https://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/
これ、そのうちリンクが切れちゃったりするのかな?
動画Ver.
https://youtu.be/CLRhO69Ch3M
上下逆から読むと意味合いが真逆になる仕掛けがすごい、と思いました。
セブンなんちゃらは正直大嫌いだし、川口そごうは2021年に閉鎖になるというし。
(一応書いておくと、正確にはそごう川口店)
でも、この広告には脱帽です。
さ、ひっくり返そう。
このキャッチコピーを、今の西武・そごうが打ち出すというのがすごいなぁと思ったりします。
フランチャイズという仕組み、ほんとにひっくり返せないもんかな。
さて、話は戻って。
ぼくが初めてつくったオリジナルソングのこと。
タイトルは『まつろわぬもの』。
サビの冒頭は、こんな歌詞です。
〈すべてをひっくり返すんだ〉
この歌は、京都大学人文科学研究所の藤原辰史先生のお話を聞いたことをきっかけに生まれました。
その、軸となるのが「ひっくり返す」ということ。
『まつろわぬもの』については、またこれから何度かにわけて、いろいろ書いてみようと思っていますが。
そろそろ自分が一番最初につくった歌のことを書こうと思っていたのと。
ツイッターでこの広告を見たのと。
まさに今こそ、ひっくり返すときが来た、という氣がしています。
何かを根本から、そして真正面から「変えよう」というのは、かなりの労力がいるし、非常にむずかしいことと思います。
ただ、ひっくり返すという「逆転劇」は、うまくすると微力であっても効果は絶大。
これとは仕組みが違うけど、捉え方によっては意味が正反対になってしまう言葉、というのもありますよね。
今はちょっと実例が思いつかないですけど。
ともかく、そんな仕掛けを盛り込んだ歌詞が書けたらいいなぁ。
そんな歌をつくってみたい。
そうそう、これは仕掛けというわけではありませんが。
『まつろわぬもの』に〈すべてをひっくり返すんだ〉は2回出てきます。
それに続く歌詞、ひとつ目は〈いいも悪いもないのさ〉。
もうひとつは〈右も左もないのさ〉。
語呂といい、それぞれの意味といい、自分でも結構氣に入っている箇所だったりします。
特に、〈右も左も〉を思いついたときはジグソーパズルのピースがぴったりハマったような感覚でした。
「ひっくり返す」は、何かとインスピレーションが浮かびやすいキーワードじゃないでしょうか。
そして、もしかしたら2020年の大きなテーマになるかも。
そんなことを秘かに期待して、今回はここまで。