人生を豊かに生きたいあなたへ

書くことは考えること。

テーマを与えられると、人間はそれに対して、潜在意識で勝手に考えてくれて、書いているうちにそのアイデアがそのまま形になっていることがある。なんだか不思議な言い方をしたが、それが真実のようである。

考えながら書くというより書きながら考えるのだ。文章力は書いた経験が多いほど上がっていくものなのでさておき、考える力を鍛えるには書くのが一番良い。スマホでnoteのアプリのように、こうして打っても良いのだが、考えるスピードをあえて落とすために、ノートとペンを用意して書くことで、一段と深い思考に持っていくことができる。

テーマとして一番良いのは、自分に関することである。自分以外の誰にも見せられないと思うくらいの内容である。それくらいじゃないと自分との対話にならない。浅い会話も深い会話も含め、全てで自分と会話するのだ。これをやってみると、思ったほど、自分が何を考えているのか理解してなかったことがよく分かる。思考を観察して、勝手に出てきた考えをつらつらと書いていく、もしくは描いていくことをジャーナリングという。自分と向き合う機会を作ることが、人生を楽しんでいくために大切なことである。

これをたくさんしていくことで、慣れてくると自分で今この感情になっているとわかり、自分で自分をコントロールすることができるようになる。思ってもみなかったところで、緊張しているな、悲しんでいるななどと自分で気づくことができる。ただ、慣れてきたといってもやはりノートとペンが最強であり、できることなら、常に持っていたいくらいだ。

考えていない人に考えろ!とは言えないが、これを読んで、自分自身のことをあまり考えてなかったと気づけた人は是非とも実践してみて欲しい。

はじめて、続けるコツは、まずきっかけを作ること。文房具屋に行って、自分のお気に入りのノートを見つけてみよう。妥協してはならない。また、値段で決めるものではなく、見てこの色いいなとか、触り心地いいなとか、自分がこれ好きといえるお気に入りの一冊を見つけてこよう。今までやってこなかったもの、習慣を身につけるのはとても難しいが、習慣は今やっているものにくっつけたり、やるハードルをめちゃくちゃ下げる。すぐ手に届く、邪魔だなと思うくらいのところに置いておく。それが好きなものであれば自ずから、手を伸ばして書きはじめることができる。リュックの中とかにお蔵入りしてしまわないように注意。

日記は毎日書く義務感から、かけない日があると挫折してしまうので、日記はおすすめしない。なんでもノートだとおもって、気づいたこと、仕事のこと、勉強のことをなんでも書いて行けばいい。絵でもいいのだ。書きたいと思った日に書くなら、書かなかった日は書きたいと思わなかったというだけだから、挫折はしない。でも、とにかく身近に置いておいて、いつでも書ける自分バイブルを作り上げられるようにしておいて欲しい。

これを読んでくれた、運良く巡り合わすことのできたあなたが幸せになりますように。

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